ロズベルク

ワクワクする新人登場!

今季もさっそく第2戦まで開催され、盛り上がってまいりましたね。前回のマレーシアグランプリでは、トップ争いもさることながら、琢磨選手、ガッツの走りで「オオッ!」と思わせてくれました。うう、早く新車投入されないかな。
また、上位陣ではルノーの磐石ぶりが際立っていたわけですが、それにしてもライコネンのマシンは壊れ方が派手ですね、早くレースを走りきる雄姿が見たいのに残念です。(余談ですが、前回描いたマシン、やっぱりあちこち間違っていましたね、よく見ないで描いたもので、スミマセン)
そして、ロズベルグ、なんか久しぶりにワクワクするような新人じゃないですか!……と、ここはテレビ観戦中のお茶の間か、と言いたくなるようなド素人の感想をつらつら書いてしまいましたが、(ええ、そもそも私にジャーナリスティックなものを期待しないでくださいまし)そういえば前回の続きです。

お母さん、見てられない…

……まあ、今季は「完全に優勝に絡まない」と分かっているので気が楽ですが(わー、アグリチームの皆さまスミマセン、本当は絡んで欲しいんですよ)、琢磨選手がジョーダン〜BARホンダにいた今までのシーズン、それは愛と悲しみの観戦でした。

振り返ればF1デビューの第一戦の予選いきなりポンコツTカー22位スタートから始まり、ロケットスタートで飛び出したと思ったらスピン、はたまた壊れながら出てきたモナコのトンネル、ハイドフェルドに突っ込まれた時は心臓つぶれそうでしたし、BARに移ってからは「バトン選手が琢磨選手のマシンに何か細工してるんじゃないか」と疑うほど(わー、バトン選手及びファンの方非常にすみません、ただの被害妄想のたわ言です、もちろん)琢磨選手の車だけトラブル続き。ジェントルな物腰とは裏腹に果敢なファイティングスピリットなのか無謀なのか紙一重の走り、あらゆる側面で「あー、もうお母さん見てらんない!」って、ワタシ全然身内でもなんでもありませんが、とにかくもう浮き沈みが激しく「疲れちゃったわ……」の抜け殻状態と、自分の個人的な忙しさが相まって、去年のシーズンはあまり見ることができなかったのでした。しかも、たまーに見てみるとシューマッハとミナルディだけでレースをしていたりしていて、ハァ?と思ったりなんかしていたのです。

マッハもいるんだからスピードもあり?!

そして、今このコラムを書くにあたり、いろいろ前シーズンについて調べたのですが、「ああ、見てなくてよかった」と思うような出来事がてんこ盛りだったようで……、トホホ。まあまあ、過去は過去。今年は心機一転、逆境でふんばる琢磨選手の新たな魅力に、またまた大応援でいこうと心に誓うのでした。

さて、自己紹介のつもりが壮大な「自分F1観戦史5部作」と化してしまったこのコラム、やっとここで現在までたどりついた訳ですが、何か語り忘れている。そうです、今まで避けていたのですが、「私とF1」を語る時、その裏には必ず「シューマッハ問題」があるのです。その話はまた次回。あっ、それと、言い忘れましたが、今季2戦を見終わって強く印象に残った事があります。それは、「“スピード”という名前の人がいる」という事です。そりゃ、マッハもいるんだからスピードもありか、さすがF1。