ラッシュの室内はロングホイールベースを生かしてサイズの割に大きな空間が作られている。5ナンバーサイズのボディなので横方向の余裕は小さいものの、運転席に座っても十分頭上や肩回り、頭回りなどには余裕があるし、後席にも大人が座れるだけの空間が確保されている。前席のシートバックが凹んだ形になっているので、後席に座ったときのゆとりが大きくなる。センタートンネルの出っ張りが小さいことも後席の居住性に貢献している。
前席のシートはサイドサポートが張り出したスポーティな形状で、横方向のホールド性にもすぐれている。運転席にはアームレストも採用(上級グレードのAT車)されている。後席のシートはリクライニング機構付きの6:4分割可倒式だ。
ラゲッジスペースは容量が大きく、後席の背もたれを倒すとステーションワゴンのような感覚で使うことも可能だ。
インテリア回りのデザインは機能的でスポーティなイメージ。縦型にデザインされた大型のセンタークラスターはSUVらしい骨太で厚みを感じさせている。フラッシュサーフェスの処理がなされて面一化されているのも特徴だ。