トヨタ ラッシュ&ダイハツ ビーゴ
トヨタ ラッシュ

小さいながらも作りこまれた印象のセンタークラスター。非常に凝縮感があって、このクルマのコンセプトにぴったりである。メーター周りもアクティブな印象。

トヨタ ラッシュ

足元の広々感と運転しやすさを両立した「インパネシフト」を採用。コンベンショナルなストレートゲージなので、誰でも迷わず操作できるはず。SUVを身近に感じさせてくれている。

トヨタ ラッシュ

前後あわせて4つのカップホルダーを備える大型のセンターコンソール。若い人が遊び倒すためには、このくらいは必要な装備に違いない。でもコンパクトなボディの中で実現してくれているのは嬉しい。

トヨタ ラッシュ

フロントシートに座ってまず思うのは、SUVなのに非常に親しみやすい印象であるということ。ものすごく視界がいいのである。

トヨタ ラッシュ

リアシートは必要十分な空間は確保してあるが、あまり広いとは言えない。コンパクトなSUVなので仕方がないところ。

トヨタ ラッシュ

フル乗車時の積載能力はあまり高いと言えない。もちろん日常の使い勝手に問題はないが、多人数で使いこなすのは難しいだろう。もちろんリアシートを倒せば空間は広がる。しかし倒したシートはフラットにならず、積載性もあまりいいと言えない。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 ラッシュの室内はロングホイールベースを生かしてサイズの割に大きな空間が作られている。5ナンバーサイズのボディなので横方向の余裕は小さいものの、運転席に座っても十分頭上や肩回り、頭回りなどには余裕があるし、後席にも大人が座れるだけの空間が確保されている。前席のシートバックが凹んだ形になっているので、後席に座ったときのゆとりが大きくなる。センタートンネルの出っ張りが小さいことも後席の居住性に貢献している。

 前席のシートはサイドサポートが張り出したスポーティな形状で、横方向のホールド性にもすぐれている。運転席にはアームレストも採用(上級グレードのAT車)されている。後席のシートはリクライニング機構付きの6:4分割可倒式だ。

 ラゲッジスペースは容量が大きく、後席の背もたれを倒すとステーションワゴンのような感覚で使うことも可能だ。

 インテリア回りのデザインは機能的でスポーティなイメージ。縦型にデザインされた大型のセンタークラスターはSUVらしい骨太で厚みを感じさせている。フラッシュサーフェスの処理がなされて面一化されているのも特徴だ。

代表グレード
X フルタイム4WD
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3,995mm×1,695mm×1,705mm
車両重量[kg]
1,190kg
総排気量[cc]
1,495cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
109ps(80kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.4kg-m(141N・m)/4,400rpm
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
14.0km/l
定員[人]
5人
税込価格[万円]
178万5,000円
発売日
2006/1/17
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム