話題の新型車を賢く買う方法、教えます。
「最近はクルマの個性が薄れ、どれも似たような外観になった」と言われるが、
そんな風評を一蹴するようなモデルが三菱の新しい軽自動車、i(アイ)だ。
エンジンをリヤサスペンションの前側に搭載する画期的なプラットフォームを採用し、
外観は卵型のワンモーション・フォルムに仕上げた。
ホイールベース(前輪と後輪の間隔)は、コルトを50mm上まわる2550mm。
この長いホイールベースとミッドシップのレイアウトにより、
外観が個性的なだけでなく走行安定性も抜群に優れている。
◆本文:渡辺陽一郎 ◆データ協力:ガリバー自動車流通研究所
◆総合ディレクション:佐藤 誠(from ガリバー自動車流通研究所)
i(アイ)が人気の理由
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リセールバリュー
 最近は、小型&普通車を尻目に軽自動車の販売が好調!! 今では新車販売されるクルマの約33%が軽自動車で占められる。軽自動車は人気のジャンルだから、リセールバリューも非常に高い

 特に《i》は新型車であり、外観デザインも極めて個性的。価格レンジは2WDモデルで128.1〜149.1万円だから、《フィット》や《ヴィッツ》と同等かそれ以上だが、数年後の下取り査定にも期待が持てる。3年後の段階で、新車価格の43〜62%程度だろう。高価な軽自動車ではあるが、ある程度は売却時に挽回できるワケだ。
 《i》が企画されたのは2000年頃。この段階では価格の割安な《eKワゴン》の発売を目前に控え、三菱はプレミアム感覚の軽自動車を模索していた。従来からある前輪駆動のレイアウトではボディースタイルも大方決まってしまうので、それまでとは全く違うデザインと走りにチャレンジすべく、ミッドシップのレイアウトに行き着いた。

 4輪をボディーの四隅ギリギリに配置して外観を卵型に仕上げた《i》は、ほかのどの軽自動車にも似ていない。というか、“クルマとして未曾有のスタイル”とも表現できるだろう。
 走行性能も同様だ。エンジンをリヤサスペンションの前側に搭載し、ホイールベースを思い切り長く確保したことで、走行安定性が非常に優れている。ハンドリングは自然な感覚で軽自動車にありがちな鈍さを感じさせず、しかも危険回避の時でも後輪が踏ん張ってドライバーを慌てさせる挙動には陥りにくい。

 そしてもうひとつ、実は「衝突安全性」も高い。フロント部分に潰れにくいエンジンを置かない分、理想的な衝突安全ボディーに仕上げることができた。
 さらに、プレミアムな軽自動車とあってエンジンは十分な動力性能を備えたターボを搭載し、内装の質も高められている。あらゆる部分がフレッシュだ。
SPECIFICATIONS
[代表グレード:G]
■ 全長×全幅×全高:
3395×1475×1600(mm)
■ エンジン型式: 3B20
■ 排気量:659 (cc)
■ 最大出力:64 (ps)
■ 最大トルク:9.6 (kg-m)
■ 10.15モード燃費:18.4(km/l)
■ 定員:4(人)
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ライバルとのリセールバリュー比較
VS スバルR1
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リセールバリュー
《i》のライバル車として筆頭に挙げられるのが《R1》。スバルが投入する3ドアボディの軽自動車だ。外観をほかの車種より110mm短く抑えることにより、《i》とは違う手法でワンモーション・フォルムを追求している。
駆動レイアウトは一般的なFF(前輪駆動)だが、エンジンは吸気可変バルブタイミングシステムや電子制御スロットルなどのハイテク機能を満載。コンパクトなボディ−に高い機能性を凝縮している。
そのために小型&普通車を使うクルマ好きの男性ユーザーも大いに注目しており、3年後の下取り査定は新車価格の47〜62%と予想される。軽自動車の平均値は45〜55%程度なので、《R1》もリセールバリューがとても高いクルマだ。
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VS ダイハツ ムーブラテ
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リセールバリュー
ダイハツで人気の高い《ムーヴ》をベースに、外観を可愛らしくアレンジしたクルマ。もっとも、外観で共通しているのはボディーサイズ程度。デザインは別設計で《ムーヴ》よりもボディー剛性が高まり、キュートな外観とは裏腹に走行安定性は意外に高い。
居住性はもちろん《ムーヴ》と同様に軽自動車のトップレベル。助手席の背面にボックスティッシュの収まるポケットを設けるなど、使い勝手にも工夫が凝らされている。
そのために販売は堅調で、リセーバリューにも期待が持てそう。3年後の下取り査定は、新車価格の45〜62%程度と予想される。今では値引きも拡大傾向にあり、有利な条件で購入して高値で手放せるわけだ。
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オススメ乗り換えプラン
オススメグレード
G(\1,491,000) ★★★★★
オススメオプション
7インチワイドディスプレイ
HDDナビゲーション(¥168,000)
★★★★★
オススメボディカラー
ホワイトパール ブラックマイカ ★★★★★
合計 オススメオプション装着した場合のリセールバリュー
¥4,024,950 62%〜67%
Photo あえてノーマルを狙え!
ガリバー自動車流通研究所 鈴木詳一所長
《i》はリヤミッドシップにエンジンを収めたため室内が広く、しかも“全グレードターボ付き”という、<実用性>と<走り>を兼ね備えたところがオススメのポイント。
外観は他ブランドにはない、一目で《i》と分かるユニークなデザイン。<オリジナリティー>が有利に働くことが多いリセールバリューにとっては大きなアドバンテージ。
グレードに関しては、「G」なら必要な装備+αが装備される。オプションはHDDナビを装着すれば軽自動車以上の雰囲気が味わえる。エアロパーツも用意されるがあえてノーマルがオススメです!!
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オススメ乗り換えプラン ライバルとのリセールバリュー比較 人気の理由
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