2グレード計6タイプのモデルからセレクトが出来るルノーのコンパクトカー、3代目新型ルーテシアのオススメグレードはコレだ!

欧州の実力派

2グレード計6タイプのモデルからセレクトが出来るルノーのコンパクトカー、3代目新型ルーテシアのオススメグレードはコレだ!

 ルノーのBセグメントを担うロングセラー「ルーテシア」(欧州名「クリオ」)。その3代目がいよいよ日本デビューしました。06年欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したほか、衝突安全試験ユーロNCAPでも最高ランク5つ星を獲得するなど、既に欧州でも高い評価を得る実力派なのです。ボディサイズは拡大され、ホイールベースやトレッド幅なども広げ、クラスを超えた居住性と走行性能を実現。ボディスタイルも先代とはややイメージを変え、ダイナミックでスポーティないでたちとなっています。

日本仕様の概要

2グレード計6タイプのモデルからセレクトが出来るルノーのコンパクトカー、3代目新型ルーテシアのオススメグレードはコレだ!

 新型ルーテシアのラインナップはいたってシンプル。06年3月時点では、まず3・5ドアの各1.6リッターモデルが導入され、標準モデル(5MTと4AT)、上位モデル「エル」バージョン(4ATのみ)の2グレードが設定される。価格は189万円から219万8千円(消費税込み)まで。うちMT車については注文生産となる。ボディカラーは輸入コンパクトカー最多の13色(標準6色、注文生産7色)から選べてしまうのだからスゴイ。さっすがオシャレの国「フランス」のクルマですね〜。

 さて、2グレードとはいえ5ドア・3ドア、AT・MT(標準車のみ)と計6タイプのモデルからセレクトが出来る新型ルーテシア。あなたにはどのグレードがピッタリか、ちょっと考察してみることにしましょう。

【オススメその1】新卒クンには3ドアMT!

2グレード計6タイプのモデルからセレクトが出来るルノーのコンパクトカー、3代目新型ルーテシアのオススメグレードはコレだ!

 フレッシュマンのキミには、有無を言わさず5速マニュアル車でしょ! 小排気量のクルマを自由自在に乗り回す楽しみ、ぜひ味わって欲しいなあ。若いうちの苦労は買ってでもしろ、っていうしね。っていうか、マニュアル&クラッチ操作が「苦労」といわれる時代になってしまったのだろうか。うーむ・・・。

 ま、それはさておき、一番安い3ドア標準車なら189万8千円。しかも8エアバッグが標準装備だから、国産コンパクトとの実質的な価格差はごくわずかなのだ。いい時代になったねえ〜。コレに乗って、日本中を旅してくれたまえ!

【オススメその2】新婚さんには5ドアAT!

2グレード計6タイプのモデルからセレクトが出来るルノーのコンパクトカー、3代目新型ルーテシアのオススメグレードはコレだ!

 あまーいおふたりには5ドアATの標準車をオススメ。F1好きの旦那さまも、05年F1世界GPチャンピオンに輝くルノーには興味津々でしょ。で、「フランス生まれ」の響きには奥様も満足。それにコンパクトなルーテシアなら、ペーパードライバーの奥様でも、気付けば運転上手なパリジェンヌの気分でスイスイ! あ、でもくれぐれも安全運転で・・・
 で、いつか子供が出来たときのために、何かと便利な5ドアのほうがいいかなっ、と。なんと13色もあるカラフルなボディカラーのセレクトは、ふたりでじっ・・くり一緒に悩んでね。

【オススメその3】団塊世代のご夫婦に・・・「エル」!

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 子供たちも無事に巣立ち、これからお二人だけの時間をたっぷり過そうとお考えの団塊世代のご夫婦。この際、高級セダンからハッチバックにダウンサイジングしたい! でも、コダワリは捨てたくないし・・・。そんな素敵なご夫婦には、ちょっと上質な「エル」AT 3ドアですね。以前に旅行先で借りたレンタカーで出てきた国産コンパクトカーのイメージで乗ると、その乗り味の違いっぷりに目からうろこ、間違いなし!
 あ、でもホントは、先代モデルに一時期存在した「エクスプレッション」という本革シート付き高級仕様でもあればなおオススメなのですが・・・余談でした。

スポーツモデルや廉価グレードは?

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 ちなみに、先代モデルで用意されていたスポーツグレード「RS」(ルノースポール)や、より低排気量の廉価版 モデルについては、日本仕様では今のところ設定がありません(2006年3月現在)。
 ただしこれらは追って追加されるとの話もあり、今後に期待したいところですね。

達人プロフィール: 徳田 透
職業:町のクルマ好き
1歳の誕生日、母に抱えられ出かけて以来、一度も欠かさず東京モーターショーに通い、『自動車ガイドブック』を絵本代わりに育つ。クルマ以外にも鉄道・バスといった陸を走る乗り物ならみんな大好き。単なる「マニア」とも言う。