日産 ブルーバードシルフィ
日産 ブルーバードシルフィ

先代もそうだったけれどシルフィのスタイルは上品で美しい。さらに新型はティアナの影響も受けたようで、非常に垢抜けたおしゃれな印象である。

日産 ブルーバードシルフィ

大型グリル&異型ヘッドライトで迫力ある個性的なフロントマスク。上級車フーガにも通じるアイデンティティを持つ「小さな高級車」だと思える。

日産 ブルーバードシルフィ

「流麗」という言葉が相応しいリアスタイル。最近のセダンでは見られない個性的なもので、思わず振り返ってしまうほど美しい……

日産 ブルーバードシルフィ

大人しい印象の中に躍動感をプラスしているのがこのテールランプ。左右セットで見ると「はばたく翼」をイメージさせないだろうか?

日産 ブルーバードシルフィ

5ナンバーを守りつつもボディは大型化された。そのためかとても伸び伸びとした印象である。また6ライトキャビンを採用しているので車格感も感じさせる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

 ブルーバードは日産のミドルセダンとして伝統のあるブランド。ひとつ前のモデルではシルフィのサブネームを付け、徐々にシルフィに変更するかのような展開になっていたが、結果的にブルーバードの名前を残して新しいモデルにフルモデルチェンジされた。
 旧型モデルがブルーバードシルフィになった時点では、ボディサイズがやや小さいセダンだったが、今回のモデルでは改めてミドルセダンらしい大きさに仕上げてきた。ボディの全幅は5ナンバー枠の範囲内に収めているが、全長やホイールベースは大きく延長されている。
 最近ではユーザーがクルマを選ぶときに夫の意見よりも妻の意見のほうが大きく影響するようになっているとのことで、ブルーバードシルフィは40代の女性ユーザーに気に入られるようなクルマを目指して開発されたという。40代女性のクルマ選びのポイントはひとつが美しいスタイルにあるそうで、女性を意識した外観デザインが作られている。Sモーションと呼ぶ滑らかなラインで構成された外観はいかにも中年女性にウケそうな感じではあるが、デザインには好き嫌いが避けられないほか、女性におもねりすぎた印象もあるのはやや難点といえる。

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代表グレード
20M
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4610×1695×1510
車両重量[kg]
1220
総排気量[cc]
1.997
最高出力[ps(kw)/rpm]
133(98)/5200
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
19.5(191)/4400
ミッション
エクストロニックCVT
10・15モード燃焼[km/l]
16.0
定員[人]
5
税込価格[万円]
199.5
発売日
2006.12.21
レポート
松下 宏
写真
佐藤 靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム