トヨタの枠を越えたこだわりのデザイン
トヨタの枠を超えたプレミアムブランドとして8月にスタートしたのが『レクサス』である。このレクサス・ファミリーの末っ子として送り出されたのが「IS」シリーズだ。BMWニュー3シリーズやメルセデス・ベンツCクラスなどと同じDセグメントに位置するハイクオリティ・スポーツセダンで、エレガントさのなかに力強さを秘めている。シャープなラインとソリッドな面で構成され、シンプルに見せながら複雑な面と線を随所に織り交ぜた。
フロントマスクはレクサス・ファミリーの一員であるとハッキリわかるデザインだ。縦縞の逆台形グリルをメッキで縁取りし、切れ長のヘッドライトを高い位置に置いている。サイドビューはベルトラインから跳ね上がったウインドウグラフィックと肩を張らせたパネル面が特徴だ。リアビューは、ボディパネルの外側にちょっとはみ出した釣り眼のリアコンビランプが個性を主張している。バンパー下のエキゾーストパイプは左右出しだ。
ボディサイズは全長4575mm、全幅1795mm、全高1430mmで、ホイールベースは2730mmである。制振フィルムを張ったウインドウガラスを採用し、静粛性の向上や振動の抑制に取り組んだ。フロア下も整流して、空力性能はCd=0.28を達成している。