ナムコ リッジレーサー6
ナムコ リッジレーサー6

10年以上前にドリフトをフューチャーしたゲームは『リッジレーサー』の他にない。

ナムコ リッジレーサー6

実際「ドリフト」という言葉を『リッジ』で覚えた御仁も多いかと思うが、久々に登場する『リッジ』最新作は、新ハードであるXbox360の同時発売タイトルとして登場する。

ナムコ リッジレーサー6

XboX360のグラフィック性能をフルに使った『リッジレーサー6』。その描写力には圧倒される。

ナムコ リッジレーサー6

ゲームショウ会場で様々なゲームをプレイしてみたが、このおもしろさは頭から数えた方が早いほどである。

ドリフト。そのオリジナルは、最高レベルになって味わえる。

 プレイステーション発売時に同発タイトルとしてビッグヒットを記録した初代『リッジレーサー』だが、最新作である『6』は、河岸を変えてXbox360に同発タイトルとして登場する。これも時代の流れか、という感じだが、そういう意味では『リッジ』は最新ゲーム機のショーケース的な意味合いを持っているタイトルなのだと言える。

 というわけでプレスデーにも関わらずメチャ混みの試遊台に並ぶ事10分、Xbox360の超絶スペックと新生『リッジ』を初プレイ。まず目に付くのは、ハイビジョンモニターによる美麗画像。次世代ゲームマシンはいよいよハイビジョン対応態勢に入るわけだが、こうして実際に目にするとなかなかのインパクト。映像は美麗にしてスムース。路面のアスファルトのツブまで再現しているグラフィックを、モニター上でハッキリと確認する事が出来る。

 そして肝心のプレイ感覚はどうかといえば、初代『リッジ』のような原点回帰の心意気を感じた。今でこそD1グランプリだWRCだでドリフトはメジャーな知名度があるが、そのドリフト行為を先取りしてゲーム化した『リッジ』が、あえて最新作で初代のようなゲーム的感覚のドリフト挙動を採用しているのは、開発者側の『リッジ』魂みたいなものの現れだろう。ゲームマシンのスペックをリアル系演算挙動に注ぎ込むのがトレンドの昨今のレースゲームだが、こうして真芯でゲームとして勝負してくれたのは、往年のファンのみならずライトゲーマーにとっても嬉しい選択だろう。

(C)2005 NAMCO LTD., ALL RIGHTS RESERVED.

達人プロフィール: ポルノ鈴木
職業:ゲームやクルマの文筆業
1973年式の東京都調布市製造モデル。独身。日本語でいうと自由作家。
対応プラットフォーム
Xbox360
発売日
2005年12月10日発売予定
価 格
未定