トヨタ イスト
トヨタ イスト

A、A−S専用のバンパーを装備。ボリューム感もありスポーティなムードに仕上がっている。

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A、AーSはセンターに一本太いラインの入った専用グリルとなる。

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通常のモデルは、3本ラインのグリルとなる。どちらがいいかというと、ほとんど好みの問題。

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A、A−Sに標準装備されるスーパークロームメタリック塗装のアルミホイール。サイズは185/65R15となる。

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リヤスポイラーは、Fを除く全車に標準装備。

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大型のマフラーカッターもA、A−S(2WD)の専用装備となる。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

スポーティグレードの追加で競争力アップ!

 イストは5ナンバー規格いっぱいの全幅、少し径の大きなタイヤなどによって外観を男性的なSUV感覚に仕上げたコンパクトカー。
デビュー当初はヒット作になって今でも販売は堅調だが、05年に入るとベース車のヴィッツがフルモデルチェンジを行い、日産からはノートが登場した。コンパクトカーは今まさに戦国時代。イストも気を抜くことはできない。そこで登場後、約3年を経て比較的規模の大きなマイナーチェンジを実施した。
 最も大きく変わったのはバリエーション展開。エンジンラインナップは以前と同じく1300ccと1500ccだが、新たに1300A、1500A-Sと呼ばれるグレードを設定している。専用のフロントグリルやバンパーを装着して外観を引き締め、イストの男性的な雰囲気がさらに際立つ。サスペンションは従来型のエアロスポーツパッケージを流用しており、やや硬めの仕上がりだ。
 このほか、ベーシックなグレードも前後のバンパー形状などをアレンジして質を高めている。
 なお、トヨタの市場戦略という点から見ると、取り扱いディーラーからトヨペット店がはずれてネッツ店の専売になったことも注目される。トヨペット店はファミリー向けのミドルサイズカーを中心に販売するディーラーとして、取り扱い車種を整理するわけだ。これは若年指向のネッツ店、高級車専門のレクサス店という流れに沿ったディーラー再編の準備と考えれば良いだろう。

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代表グレード
A−S(2WD)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3,925
車両重量[kg]
1,030
総排気量[cc]
1,496
最高出力[ps(kw)/rpm]
109(80)/6,000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.4(141)/4,200
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
16.4
定員[人]
税込価格[万円]
161.7
発売日
2005年5月30日
レポート
渡辺陽一郎
写真
佐藤靖彦
スタイル インテリア 走り&メカニズム