日野 スカニア

大きく進化した日野の大型セミトラクター、スカニア

 日野自動車はスウェーデンのスカニア社と共同で開発した大型セミトラクター、スカニア・シリーズのフルモデルチェンジをおこない9月21日より発売したと発表した。
 新型スカニアはスカニア社が欧州を中心に「Rシリーズ」として販売している新型トラクターをベースに、日野・スカニア両社が、日本の法規に適合すべく開発し、国土交通省に届け出をおこない、国内法規である保安基準への適合が確認された車輌である。そのため搭載されている新世代の12リットルディーゼルエンジンは、新短期排出ガス規制、超低PM排出ディーゼル車認定制度85%低減レベル、八都県市低公害車指定制度『良低公害車』、京阪神6府県指定排出ガス車指定制度「LEV-6」他に適合しているのである。
 また安全面においては「EBS(電子制御式ブレーキシステム)」、「流体式リターダー」、「排気ブレーキ」の3つの制動機能を電子制御で連動させる「統合ブレーキシステム」の新規標準装備により、制動性能を向上させている。あわせて、車輌の進行方向、車速、ホイールスピンの有無などをコンピューターが常に検知し、適切なブレーキの作動により、車輌の不安定走行を抑制する電子制御式車輌安定制御プログラム「ESP」を新規設定(オプション)としている。
 日本経済の屋台骨を支えるといっていい大型トラクター。人にも優しく、地球にも優しく進化したスカニアの価格は1459万5000円消費税込み)〜となっている。