アウディ Q7、フランクフルトモーターショーで正式発表

アウディ Q7

クワトロ・フルタイム4WDシステムを生み出したアウディならではのパフォーマンスSUV

アウディ Q7

 アウディは、スポーツ・ユーティリティ・ビークル(SUV)セグメントに新たな進化をもたらすニューモデル、アウディQ7を投入すると発表した。このモデルは、9月12日(月)から開催されるIAAフランクフルトモーターショーで一般公開される。

 アウディ Q7は、SUV特有のスポーツ性と多機能性、洗練されたテクノロジー、プレミアムモデルのラグジュアリー性を高次元で融合させたモデル。クワトロ・フルタイム4WDシステムの採用で、オンロードでは、スポーツカーに匹敵するパフォーマンスとドライビングダイナミズムを、ラフロードではSUVのもつ潜在能力を、あらゆる路面状況で高い走行性能を遺憾なく発揮する。

アウディ Q7 リヤスタイル

 Q7は、そのデザインだけでも新たなトレンドセッターといえる。なだらかな曲線を描く特徴的なルーフラインに、フロントセクションのダイナミックなVシェイプ、そしてリヤエンドではルーフラインがシャープに傾斜し、クーペを思わせるシルエットが描き出された。また、ショルダーラインとダイナミックラインには、最新のアウディ デザインが応用されているとのこと。ボディカラーは、11種類の基本カラーのうち3種類がQ7専用色で、2トーンのカラーオプションを選択すると、印象的なフォルムが一層強調される。

アウディ Q7 インテリア

 サイズは、全長5,086mm、ホイールベース3,002mmの堂々としたボディ(全幅:1,983mm、全高:1,737mm)で、SUVの中でも大柄な部類に入る。また、合計28種類ものシートおよび積載レイアウトが設定され、3列レイアウトのインテリアには、最大7名が快適に座ることができ、特に2列目シートは個別に前後調整が可能。このクラス最大のレッグルームは、2列目および3列目シートを折り畳むと、シートを外さない状態でも最大2,035リットルのフラットな積載容量を確保。5座席レイアウトとした場合の積載容量は、クラス最高の775リットルとなる。

 エンジンは、デビュー時点で2種類が用意される。新型4.2リッターV8 FSIガソリン直噴エンジンは、257kW(350bhp)の最高出力と440Nmの最大トルクを発揮。6気筒の3.0リッターTDIには、ピエゾ・インライン・インジェクターを採用した最新世代コモンレール・インジェクションが組み合わされ、出力とトルクはそれぞれ171kW(233bhp)、500Nmに達する。両エンジンには、6速ティプトロニックオートマチックトランスミッションが組み合わされる。

 シャシーは、前後ダブルウィッシュボーン型式の独立懸架サスペンションコンポーネントをはじめ、さまざまなアルミニウムコンポーネントで構成。スチール製コイルスプリングやツインチューブショックアブソーバーは、独自にチューンされ、オフロードにおいても高いスポーツ性と快適性を発揮。リヤのスプリングとショックアブソーバーは、傾斜して装着され、サスペンションシステムの全高を抑えるとともに、リヤスペースが拡大された。

 アウディQ7は、2005年9月12日より予約受付が開始され、2006年第1四半期より納車が開始される予定。価格は、3.0リットル6気筒TDIエンジンを搭載したモデルが、48,900ユーロ。