330km/hまで刻まれたスピードメーター。その近くまで出せるパフォーマンスを持つ。

7速のSMG。自動変速モードからサーキットモードまで、走るシーンに合わせて自在にコントロールしてくれる。

サポート性の高いバケットシートを装備。

リヤシートは、とりあえず乗れます的なスペース。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

サポート性の高いシート

 コクピットに収まるとサポート性の高いしっかりとした座り心地のシートが心地良い。腰や脚だけでなく、背中の上の方までしっかりと支えてくれるから安心感もある。2+2なのでリヤシートは広くないが乗れるレベル。少なくとも911よりは広い。

 ダッシュボードのデザインは6シリーズのままだが、その中に入るメーター類は異なる。まずタコメーターは7700rpmからイエローゾーンになり、8200rpmからレッドゾーンが始まる。実際には8400rpmで穏やかな燃料カットで頭打ちになる。タコメーターの目盛りの外側にイエローゾーンとレッドゾーンが描かれたリングがある。水温が低い場合にはイエローゾーンが下がってきて回転を上げないように注意を促す。最近のBMWはみな水温計がなくなったが、M6もその例に漏れない。水温計の代わりにイエローゾーンがその役目を果たしている。ちなみに実際にオーバーヒートしたら、文字でインフォメーションしてくれるから問題ない。

 スピードメーターはなんと330km/hまで刻まれている。コンピュータ制御によって250km/hに制限されるが、実力は300km/hカーなのである。

ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,871×1,855×1,377
車両重量[kg]
1,710
総排気量[cc]
4,999
最高出力[ps(kw)/rpm]
507ps/7,750rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
53.0kg-m/6,100rpm
ミッション
7速SMG
レポート
菰田 潔
写真
BMWジャパン
スタイル インテリア 走り&メカニズム