IS350/IS250のインテリア回りの雰囲気はレクサスといってもGS系とはかなり違った印象になる。GSがいかにも高級車らしい仕上がりとされているのに対し、ISではタイトなコクピット感覚が演出されてスポーティさがより強く表現されているからだ。運転席に乗り込んでステアリングを握ると、自然に脇が締まるようなドライビングポジションを目指したのだとのことで、それが端的に表れたコクピットである。
ステアリングの裏側にハドルシフトが設けられていて、左側が−、右側のプラスのボタンを押すと、ステアリングから手を離すことなくシフト操作をすることができる。エンジンの始動はインパネに設けられたボタンを押して始動させる仕組みだ。
ボディサイズが拡大されたほか、GSと共通の新プラットホームを採用したことなどにより、後席の居住空間は大きく改善されている。アルテッツァの時代とは比べ物にならない広さがある。