ヒュンダイ クーペ

エクステリアには洗練を、インテリアにはスポーティさを

 ヒュンダイ モーター ジャパンは02年に日本で発売されたヒュンダイ クーペをマイナーチェンジし、1月17日より全国のヒュンダイ販売店にて発売した。

 ヒュンダイ クーペはミッドサイズの4人乗りクーペ。日本でも02年に発売が開始された。今回エクステリアデザインの変更はフロントバンパー、ブラックベゼルのヘッドランプが新形状になることにより、よりスポーティで迫力のあるフロントデザインとなった。また、アルミホイールとサイドフェンダーガーニッシュも新たにデザインされ、赤に塗装されたのブレーキキャリパーがアクセントになってサイドビューに洗練が加わった。ボディカラーにも新色サニーイエローとエボニーブラックが追加された。

 インテリアには本革とメッシュタイプクロスを組み合わせた、斬新で高級感のあるシートを採用、ドアグリップやエアーアウトレットリングにメタル調デザインを採用し、質感とスポーティなイメージを強調した。さらに、操縦の安全性を確保するESP(エレクトロニック・スタビリティ・プログラム)が標準装備となったのが嬉しいポイントだ。

 2.7リッターV6エンジン搭載され、組み合わされるトランスミッションは4ATと6MTの2種類。駆動はFFで、価格は220.5万円。
 
 残念ながら、ヒュンダイのクルマは日本人にとってまだまだ遠い存在。フツーのユーザーにとって、どこで売っているのか、まったくもって見当すらつかないほど、まだまだ販売網は整備されていないのだ。世界レベルで見ると生産台数は世界7位と、ホンダよりも上位に位置するメーカーであるのに日本では大きく出遅れている。

 このクーペを例にとって見ても、価格的にはかなりリーズナブルな設定。いくら日本人がクルマにブランド力を求めていても、この価格とクオリティの前では、ブランド力というだけではあまり意味をもたないはずだ。ヒュンダイ車なら、同じ価格でひとクラス上の車種に乗れる。そう考えると、一度はヒュンダイ車に乗ってみてから・・・、そんな気にはならないだろうか。

ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4395×1760×1330
車両重量[kg]
1390
総排気量[cc]
2656
最高出力[ps(kw)/rpm]
175(129)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
25.0(245)/4000
ミッション
4AT
定員[人]
4
税込価格[万円]
220.5
発売日
2005/01/17
写真
ヒュンダイ モーター ジャパン