ラフェスタは日産の小型ミニバンの系譜を受け継ぐモデル。ルーツは昭和57年にデビューした初代モデル以来、両側スライドドアを特徴とするプレーリーで、リバティを経て今回のラフェスタに至っている。ラフェスタはインテリアから発想して乗る人すべてが快適に過ごせるミニバンを目指して開発された。
パノラミックルーフと呼ぶ1500?×800?という超大型のガラスルーフを採用したことやベルトラインを低く抑えて大きなガラス面積を持つウインドーを採用したことなどによって、室内空間は明るく開放的なものとされた。この明るさが大きな特徴だ。
ボディサイズは小型車枠に納まる適度なもの。最小回転は半径5.1mと際立って小さなもので、ミニバンの割には取りまわしのしやすいクルマである。ボディパネルを立てた角張ったデザインを採用することで、やや低めの全高ながら、室内空間の広さも十分なものになった。大きなガラス面積を持つウインドーが採用されたことで、デザイン的にもほかの小型ミニバンとは違う独自の存在感が表現されている。