日本のクルマに新たな歴史を刻む。
1955年の誕生から日本の自動車の歴史をリードしてきたクラウン。“日本人の頭と腕で世界一のクルマを作る”の気概でつくられたこのクルマへの思い入れは特別である。トヨタ自動車は、クラウンの生誕50周年を記念してロイヤルとアスリートモデルに特別仕様車50thアニバーサリーエディションを設定した。これは、トヨタが新たに刻む日本の歴史であり、日本が世界を見据えたクルマを世に送り出して50年が経ったことを意味する。
クラウンはカローラと同様に、トヨタの歴史を作ってきた1台。50年もの歴史を受け継いだ「クラウン」という名は、もはやトヨタだけのものではなく、日本車の歴史といっても過言ではない。コロナやマークII、他車ではセドリック&グロリア、サニーなど歴史ある車名は消えていった。そんな今だからこそ「クラウン」という名が大切に思えてくる。同時に、トヨタにはその歴史ある「クラウン」という名を守っていく責任もあるだろう。
そういう意味では、今回の50周年記念車は少々簡単に作りすぎのような雰囲気も・・・。歴史と風格、そんな「クラウン」にふさわしい記念車が欲しいところだろう。
特別仕様の概要は、専用オープニング画面を設定したG-BOOK対応高精細DVDボイスナビゲーション付EMV(エレクトロマルチビジョン)や、"50th Anniversary"ロゴ入りのオリジナル本革車検証ケース・オリジナルキーボックス・木目調センタークラスター・スカッフプレート(フロント・リヤ)を全車に装備した点。
上質かつ高性能な"ロイヤル"シリーズには電動リアサンシェードやインテリジェントAFS付きディスチャージャーヘッドランプ(ロービーム)などが標準装備される。また、
スポーティな魅力の"アスリート"シリーズには専用18インチアルミホイールや本革パーフォレーション表皮(シート・ドアトリム)が標準装備となる。
価格はロイヤルが405.3〜477.5万円、アスリートが415.8〜447.3万円。