直線的なスタイリングでまとめられた個性的な外観。

後ろ姿は縦長のテールランプと横一文字のハイマウントストップランプがキャデラックらしさを表現している。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

アメリカ車の象徴とも言えるキャデラックの最新モデル

 アメリカ車の頂点に立つのがGMのキャデラック。アメリカではキャデラックに乗ることが成功の証とも言われて高い人気を誇っている。日本でも並のアメリカ車とは異なる独自の地位を築いているクルマだ。100年の長い歴史を持つモデルであり、その歴史の中でキャデラックから採用が始まり、広く普及した新機構・新装備は数多い。アメリカ車をリードしてきたのがキャデラックでもある。最近ではFF車として作られていたが、今回のモデルではシグマアーキテクチャーと呼ぶ新しいプラットホームを採用することで、改めてFRとAWDの駆動方式を採用するようになった。

 現在ではキャデラックにCTSと呼ぶ普及モデルも存在するが、今回フルモデルチェンジを受けたのはSTSと呼ばれる最上級モデル。セビルの名前がなくなったが、STSはそもそもセビル・ツーリング・セダンの略であり、今回のSTSがキャデラックの最上級モデルであるのは変わらない。エッジの効いたシャープなラインで構成される外観デザインを採用するのは、セダンのCTSやSUVのSRS、オープンカーのXLRなどキャデラックシリーズに共通する特徴だ。

代表グレード
4.6
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4,995×1,845×1,455
車両重量[kg]
1,840
総排気量[cc]
4,564
最高出力[ps(kw)/rpm]
324(238)/6,400
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
42.8(420)/4,400
ミッション
5AT
定員[人]
5
税込価格[万円]
825.0
発売日
2004年11月13日
レポート
松下宏/オートアクセル
写真
オートアクセル
スタイル インテリア 走り&メカニズム