室内空間は5ナンバーミニバンの中では最大級のものとなる。室内高に関しては1BOX系ミニバンのほうが余裕が大きいのは当然だが、足元空間などは1BOX系をも上回る広さとなる。その広い室内へのアクセスの良さが大きなポイント。助手席のヒンジ式のドアとリヤのスライドドア左側のドアを開くと、圧倒的な広さの開口部が生まれる。前後の席に同時に乗り降りできるような広さだ。
しかも助手席は背もたれを倒してさらに前方向にタンブルさせることができるので、2列目のシートの足元にはゆったりした空間が広がる。チャイルドシートを装着する作業なども楽々だ。ATレバーがインパネに設置されているので、前席の左右移動も可能。3列目のシートはリクライニングが可能なほか、5:5の分割可倒式で簡単に床下に収納でき、2列目のシートと合わせてフルフラットなラゲッジスペースを作れる。
ボディの各所にはさまざまなサイズの収納スペースが確保されており、インテリア回りの使い勝手の良さは相当なものだ。