インパネまわりの質感は高い。電子制御4ATのみの設定となっている。

前席は体のホールド性とゆとりを両立させた設計。オプションでハーフレザーシートも選べる。

後席は少々平板な印象だが、乗ってみるとサイドウインドーの傾斜が抑えられており室内は広い。

リヤゲートはバンパーレベルから開くように設計されており、荷物の出し入れもラクだ。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

高い質感を追求した室内の造りに注目

 ベリーサのパッケージングはやや高めの全高が特徴。1530mmの全高はぎりぎりタワーパーキングに入るか入らないかという高さだが、この全高や立て気味にデザインされたAピラーなどによって、優れた乗降性を持つのがひとつのポイント。適度なシート高も乗降性に貢献するほか、視界の良さにもつながって運転のしやすいクルマになっている。シートのデキの良さもポイントで、ひとクラス上のクルマ並みのサイズで、ゆったりと体をホールドしてくる。
 インテリア回りの雰囲気は、一見するとシンプルな印象もあるが、同時に質感の高さも表現されている。メタル感覚のインストセンター部分などは正に新感覚のものだ。ベリーサのこだわりを示すものとして助手席側のバニティミラーがある。通常はサンバイザーの裏側に設定されているが、女性の声を反映してグローブボックス中に設置されている。
 装備関係では、大容量のHDDを採用したオーディオシステム、マツダ車としては初の採用となったスマートキーなど、充実した装備や仕様が用意される点も見逃せない。コンパクトカーに充実した装備という点もクラスレスの発想からきたものだ。

代表グレード
1.5FF
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3975×1695×1530
車両重量[kg]
1100
総排気量[cc]
1498
最高出力[ps(kw)/rpm]
113(83)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.3(140)/4000
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
16.8
定員[人]
5
税込価格[万円]
153.3
発売日
2004年6月
レポート
松下宏/オートアクセル
写真
T.P.U./オートアクセル
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