マツダのアイデンティティは敢えて出さなかったというフロントのデザイン。

後ろ姿はフロントとはちょっと違った印象を与える普通のハッチバック。

ボディサイズは、全長×全幅×全高=3975×1695×1530mmというプロポーション。

5ドアの実用性を持った高品質なクルマとして開発された。

スタイル インテリア 走り&メカニズム

マツダ流の小さな高級車を目指して開発された

 マツダがデミオのプラットホームをベースに、新感覚のコンパクトカーに仕上げたのがベリーサ。シンプル・クォリティ・コンパクトをキーワードに、従来のコンパクトカーことは異なる高い品質を備えたクルマを目指している。いわば小さな高級車を狙ったクルマともいえる。ボディタイプは5ドアのハッチバックで、1500ccエンジンを搭載し、全車とも電子制御4速ATのみの設定だ。
 プラットホームがデミオと共通であるといっても、クルマを見る限りではデミオと共通するところはほとんどない。全く別のクルマであると考えたほうが良い。
 外観デザインは前後のライト回りの処理など、細部のディテールに至るまで入念な作り込みがなされており、クラスを感じさせない存在感を示している。最近のマツダ車には五角形のグリルが採用されているが、このベリーサにはマツダ車に共通のグリルは採用されておらず、この点でもベリーサは特別の存在というイメージがある。

代表グレード
1.5FF
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3975×1695×1530
車両重量[kg]
1100
総排気量[cc]
1498
最高出力[ps(kw)/rpm]
113(83)/6000
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
14.3(140)/4000
ミッション
4AT
10・15モード燃焼[km/l]
16.8
定員[人]
5
税込価格[万円]
153.3
発売日
2004年6月
レポート
松下宏/オートアクセル
写真
T.P.U./オートアクセル
スタイル インテリア 走り&メカニズム