ドライブ中にできる簡単ゲーム10選!渋滞や長時間移動の対策に

ドライブ中にできる簡単ゲーム10選!渋滞や長時間移動の対策に

車の中でできるゲームを考えておけば、クルマでの長時間移動や渋滞の暇つぶしになります。ここでは幼児ができる内容から大人が楽しめるものまで、おすすめのゲームをご紹介しています。居眠り運転や車酔いの対策にもなりますので、参考にしてください。

眠気防止やぐずり対策に有効なゲーム

クルマでの長時間移動は、大人でも子どもでも飽きてしまいがち。特に渋滞時は景色の変化が乏しく、ドライバーでも眠くなりやすいです。

こうした時にゲームを活用すれば、眠気覚ましや子どものぐずり対策になります。ここではオススメのゲーム10選をご紹介していますので、参考にしてください。

《注意》画面を見るゲームはやめよう

現在は携帯ゲーム機や、「ポケモンGO」のように位置情報を活用したゲームアプリがあります。しかしドライバーが画面を注視すれば事故の危険を伴い、違反の対象にもなります。同乗者でも車酔いの原因になるため、画面を見るようなゲームは避けましょう。

【関連記事】どこまで禁止?運転中の「ながらスマホ」とその罰則

幼児ができるゲーム

ドライブ中、車内の子どもの様子

幼児は極めて集中力が短く、連続して集中できる時間は長くて10分程度と言われています。語彙力もまだ乏しいので、周囲の色を使ったり、ヒントを出したりしながら遊びましょう。

①このクルマを10台探そう

周囲のクルマを使ってできる遊びです。「赤色のクルマ」「大きくて、四角いクルマ」など、特徴を伝えて一緒に数を数えます。

外の景色を見ることで車酔いの防止になる他、少ない語彙で遊べるのがポイントです。 探すクルマの数は、子どもの集中度合いや周囲の走行状況を見て決めると良いでしょう。

②しりとり

5歳前後になると、しりとりができるようになります。まだ語彙力が多くない時期なので、ジェスチャーや最初の二音を伝えるなどしてヒントを与えながら遊ぶと良いでしょう。

乳幼児がいるなら移動時間等も検討

小さな子どもにとって、長時間の移動は心身ともに大きな負担です。特に3歳頃までは長い会話も難しく、大人とのゲームだけではなかなか暇をつぶせません。

「子どもが寝て、道も空く夜に移動する」「おもちゃや音楽を多めに用意する」など、クルマで移動する際は時間やルート、持参するものをよく考えましょう。

みんなで考えて楽しむゲーム

ドライブを楽しんでいる様子

小学生以降であれば、もう少し頭を働かせるゲームができ、集中力も長くなってきます。ここでは難易度を調整しやすく、子どもでも大人でも楽しめるゲームを5つご紹介します。

③ナンバープレートで計算

周囲のクルマのナンバープレートでできる数遊びです。以下のように、様々なルールで遊ぶことができます。

・4つの数字を足す
(例「12-34」なら1+2+3+4=10)

・前後半の2桁ずつを足す
(例「12-34」なら12+34=46)

・4つの数字をかける
(例「12-34」なら1×2×3×4=24)

・4つの数字を四則計算で「1」にする
(例「45-20」なら4-5+2-0=1)

一人で窓の外を見て遊べる他、助手席の人がナンバーを読み上げて「最も早く計算できた人の勝ちにする」といった遊び方も可能です。

④条件付きしりとり

しりとりでも、以下のように条件を付ければ難易度が上がります。

  • 音数縛り(3音限定なら「りんご」など)
  • テーマ縛り(地名やマンガの言葉など)
  • 語尾2音縛り(例「さかな」→「かなぐ」)

その場にいるメンバーの年齢構成や趣味などから、自分たちに合った条件を考えて遊ぶと長続きするでしょう。

⑤私は誰でしょうクイズ

出題者が頭の中で特定の人物や生き物を想像し、周囲の人間がそれを当てるゲームです。遊び方は、以下のように2通りあります。

  • なぞなぞのように、出題者が自ら特徴を伝える(例「私は白と黒です」)
  • 回答者が、出題者に「はい」「いいえ」で答えられる質問をする(例「あなたは人ですか?」)

人や生き物に限らず、場所を当てさせるゲームにすることも可能です。旅の行き先や思い出の場所でクイズを出しても良いでしょう。

⑥以心伝心ゲーム

出題者がお題を決め、そのお題で全員が一致しそうな答えを考えるゲームです。「せーの」で回答した時に言葉が揃えば成功、違う言葉が出れば失敗となります。以下に、テーマの例を3つご紹介します。

  • 動物園で一番の人気者と言えば?
  • ジブリ作品の代表作と言えば?
  • この中で一番天然そうな人と言えば?

出題者を一人ずつ交代にしたり、車内にいるメンバーをお題の材料にしたり、遊び方も色々と工夫できます。

⑦歌詞から曲名当てクイズ

出題者が特定の曲を思い浮かべ、その歌詞の一部から曲名を当てさせるゲームです。音がないだけで曲名を当てるのはかなり難しくなるので、難易度が上がりすぎると考えた場合は次の章でご紹介するイントロクイズなどに変えてみましょう。

音楽やリズムで盛り上がるゲーム

ドライブ中の様子

音楽やリズムが入ると、頭もよりリフレッシュしやすいです。ゲームに集中しすぎるあまり、ドライバーの運転が注意散漫にならないよう注意しましょう。

⑧イントロクイズ

音楽の冒頭だけ聞き、曲名を当てるゲームです。持参した音楽データを使うこともできますし、イントロクイズ用のYoutube動画やアプリも存在します。ドライバーでも気軽に参加できます。

⑨山手線ゲーム(古今東西ゲーム)

お題を一つ決め、そのお題に沿った言葉を答えるゲームです。手拍子2回を交えてリズムを取っていきます。

例:お題が「動物」の場合

(手拍子2回)→「パンダ」→(手拍子2回)→「ウサギ」→(手拍子2回)→「牛」…

テーマとリズムの速さで難易度が調整でき、子どもでも参加しやすいです。

⑩マジカルバナナ

1990年代に放送されていたテレビ番組で行われていたゲームです。「マジカルバナナ」→「バナナと言ったら黄色」→「黄色と言ったらヒヨコ」→「ヒヨコと言ったら赤ちゃん」など、前の人が答えたキーワードから連想できる言葉をどんどん答えていきます。

山手線ゲーム以上に頭の回転の速さや瞬発力が求められます。リズムの速さで難易度を調整しましょう。

2時間に一度は休憩も入れて!

ゲームである程度暇つぶしができたとしても、長時間同じ体制でいるのはドライバーにも同乗者にも負担がかかります。居眠り運転の防止や同乗者のリフレッシュのためにも、長時間移動の際は最低でも2時間に一度休憩を取るようにしましょう。

norico編集部オススメ記事

noricoでは、長時間移動の対策や高速道路のお得な使い方など、皆様の安全・快適なカーライフに役立つ情報を日々お届けしています。帰省などの前には、以下の記事もぜひ参考にしてください。

CarPlay対応ナビ・ディスプレイオーディオおすすめ6選!価格や機能を比較

CarPlay対応ナビ・ディスプレイオーディオおすすめ6選!価格や機能を比較

Apple CarPlayとは

Apple CarPlayとは、iPhoneを車載のカーナビまたはディスプレイオーディオに接続できるシステムのことです。手持ちのiPhoneと接続することで、車内のディスプレイを使って音楽や通話、動画の視聴を楽しめます。

以前は、主に輸入車の純正ナビに搭載されていましたが、最近は国産車でもCarPlay対応のナビやディスプレイオーディオを選択できる車種が増えています。

Q. CarPlayを使うと何ができる?

CarPlayシステムを使えば、例えば以下のようなことができます。

  • ルート検索にナビアプリを使う
  • iPhone内のアプリを使って音楽を聴く
  • 電話をかける/受ける
  • メッセージを送受信する
  • YouTubeなどの動画を視聴する

通常のカーナビは、マップの更新をしないと地図情報が新しくなりません。これに対してiPhone内のナビアプリなら、常に最新の道路情報を踏まえて経路を指示してくれます。また受信したメッセージをSiriに読み上げてもらったり、音声でメッセージを入力して送信したりすることもできます。

Q. CarPlayはAndroidの機種でも使える?

CarPlayはAppleが開発したiPhone向けのシステムであり、Androidの機種には対応していません。しかしAndroidにも「Android Auto」という同様のシステムが存在します。

CarPlay対応ナビ・ディスプレイオーディオの選び方

CarPlay対応ナビ・ディスプレイオーディオを選ぶ時は、以下のようなポイントを押さえて製品を絞り込みましょう。

①カーナビかディスプレイオーディオか

固有のナビ機能が付いたカーナビにするのか、ルート検索にスマホのナビアプリを使うディスプレイオーディオにするのかで、価格やスマホの通信量が変わってきます。

それぞれ以下のような特徴があります。それぞれのメリット・デメリットを踏まえて、どちらを購入するか検討しましょう。

種類 特徴
カーナビ ・価格が高い
・従来のカーナビを利用できる
・ナビでスマホの通信量を使わなくて済む
ディスプレイオーディオ ・カーナビより安価
・ナビアプリは常に最新の状態
・スマホの通信量がかさみやすい

ただし現在はまだCarPlay搭載のカーナビが少ないため、カーナビから選ぼうとすると選択肢が限られてしまいます。

②DINサイズとディスプレイサイズ

カーナビやディスプレイオーディオの設置場所は、ダッシュボードの上か中です。ダッシュボード内に収める場合は、愛車に取り付け可能なDINサイズを確認しましょう。

ディスプレイ画面は大きいほど見やすいですが、サイズによってはオーディオスペースに内蔵できず、ディスプレイが飛び出す形になることも。この場合は周囲のスイッチ類が操作しにくくなる可能性があります。

③その他機能

各製品は機能性にも大きな差があります。例えば以下のような機能で重視したいものがあれば、その機能が付ているものを選びましょう。

  • Android Auto対応
  • Bluetooth搭載
  • 地上デジタルTV対応
  • CD/DVD対応
  • ハイレゾ対応
  • バックカメラ機能

社外品のおすすめメーカー

CarPlay対応のナビやディスプレイオーディオを購入するなら、以下のメーカーの製品がおすすめです。メーカーごとに製品の強みや傾向があるので、把握しておきましょう。

メーカー 特徴
ALPINE(アルパイン) 社外品でCarPlay対応ナビを購入するなら、現在はほとんどがアルパイン製。大型ディスプレイを備えた製品が充実している。
KENWOOD(ケンウッド) 高音質の製品が多く、機能性も豊富。「音楽を中心に楽しみたい」という人におすすめ。

Pioneer(パイオニア)

※カロッツェリア

カロッツェリアはパイオニアの車載用AV機器の事業ブランド。「多機能で使い勝手の良いものが欲しい」という場合に定番のメーカー。
ATOTO(アトート) 価格の幅が広い。「とにかく安いもので試してみたい」という人におすすめ。

おすすめ製品6選

CarPlay対応ナビ・ディスプレイオーディオのおすすめ製品を厳選して紹介します。

【一覧】おすすめ製品比較表

商品名
(メーカー)
ビッグX11 XF11NX2
(アルパイン)
DAF11Z
(アルパイン)
DDX5020S
(ケンウッド)
FH-8500DVS
(パイオニア)
DMH-SZ700
(パイオニア)
F7
(アトート)
DIN
ディスプレイ
2DIN
11インチ
1DIN
11インチ
2DIN
6.8インチ
2DIN
6.8インチ
2DIN
6.8インチ
2DIN
7インチ
ナビ機能
×
×
×
×
×
Android Auto
Bltuetooth
地デジ放送
×
×
×
×
DVD/CD
×
×
×
×
ハイレゾ
×
×
バックカメラ

アルパイン「ビッグX11 XF11NX2」

2022年11月現在、社外品のカーナビでCarPlayに対応しているのはアルパイン製のものばかりです。XF11NX2の画面サイズは11インチとかなり大きめ。映像を楽しみたい人におすすめです。

アルパイン「DAF11Z」

「大画面ディスプレイが欲しいけど、価格は抑えたい」という人におすすめなのがアルパインのオーディオディスプレイ。こちらの製品のディスプレイも11インチです。別途チューナーを購入すれば、地デジ放送にも対応します。

ケンウッド「DDX5020S」

DDX5020Sは4万円前後で手に入る安価なモデルで、DVD/CDにも対応しています。ハイレゾ対応でないものの、音質調整を細かく設定することができます。バックカメラでガイド線が表示されるなど、低コストで必要な機能をバランス良く揃えています。

パイオニア「FH-8500DVS」

こちらもケンウッドのDDX5020Sとほぼ同価格帯で売られている、安価な製品です。DVD/CD対応に加えて、ハイレゾ音源にも対応しています。コストパフォーマンスで選ぶならDDX5020Sとともにおすすめの一台です。

パイオニア「DMH-SZ700」

SZ700の特徴は、Amazon Alexaに対応しているところ。CD/DVDに対応していなくても、Amazonプライムで映画鑑賞をすることができます。「大画面で楽しみたい」という場合は9インチモデルのSF700もあります。

アトート「F7」

「とにかくディスプレイオーディオを一度試してみたい」「最低限の機能があれば良い」という人にはアトートのエントリーモデルF7シリーズがおすすめ。2万円台から購入できるという価格の安さが魅力です。

norico編集部オススメ記事

noricoでは、スマートフォンの利用に関する交通ルールや快適に利用する方法など、カーライフに役立つ情報を多く掲載しています。以下の記事もぜひ参考にしてください。

クルマの冬対策まとめ-メンテナンスや装備、おすすめの対策グッズ

クルマの冬対策まとめ-メンテナンスや装備、おすすめの対策グッズ

車には、冬ならではのトラブルがありします。
整備士目線でお伝えできる、冬に起こりやすい車のトラブルとその対処法について解説します。

冬に起こりやすい車のトラブルは7つ

実際に整備士が仕事を通して感じている冬に起こりやすい車のトラブルについて以下の7点について解説していきます。

  • 寒い日にエンジンが掛かりにくい
  • 安全装置が機能しない、または誤作動をする
  • フロントガラスが凍る
  • エアコンの効きが悪くなる
  • ウォッシャー液が出ない
  • タイヤの空気圧が低くなっている
  • 寒い地域に旅行に行くときは燃料に注意(ディーゼル車)

寒い日にエンジンが掛かりにくい

エンジンが掛かるまでに、セルモーター(スターター)のシュルシュル、キュルキュルという作動音が長いときは、バッテリーの劣化が原因であることが多いです。

バッテリーは夏よりも、寒い冬の方が弱りやすい傾向にあります。
2〜3年以上バッテリーの交換をしていない人は、冬場の急なバッテリー上がりを防ぐために、整備工場で点検をしてもらい、交換の必要があれば早めに交換するのがベストです。

安全装置が機能しない、または誤作動をする

冬はフロントガラスの結露や、曇りが発生しやすいうえに、車に雪や霜が付着することもあります。これらが原因で、安全装置のセンサーやカメラが正常に作動しない、または誤作動することがあります。

自動ブレーキやオートハイビーム機能、前走車追従(クルーズコントロール)機能などの安全装置はフロントガラスやフロントバンパーについたセンサーやカメラを使用しています。

車側が正常作動しないと判定した場合は、安全のために機能を停止させることもあります。整備入庫時「朝一に安全装備が作動できないことがある。故障ではないか?」というお申し出は意外と多いです。みなさんも、愛車の機能の作動条件などを改めて確認しておくと安心でしょう。

フロントガラスが凍る

フロントガラスが凍ると安全装置の誤作動や機能停止の問題がありますが、もっとシンプルな問題もあります。
この状態でワイパーを動かすと、ワイパーゴムを傷めてしまい、拭き取りが悪くなってしまいます。
ワイパーを動かすときは、フロントガラスが凍っていないことを確認してからにしましょう。

エアコンの効きが悪くなる

車の暖房(エアコン)は基本的に、エンジンの冷却水を利用しています。
エンジンの熱により温められた冷却水を車内に引き込み、そこに風を当てることで温風となる仕組みです。そのため、冷却水が温まるまでは暖房の効きは悪いです。

稀に、サーモスタットという冷却水の通り道を切り替える部品の故障で、オーバークール状態となってエンジンが暖まった後も冷却水温度が上がり切らず、暖房が効きにくくなることもあります。
30分以上走行しても風がぬるいときは一度、整備工場で点検することをおすすめします。

また、ハイブリッドやEVのようなエンジンが常時動いていない車は、PTCヒーターと呼ばれるヒーターを電気的に作動させて熱を持たせることで、併用または代用しています。
冷却水よりも温まるのは早いですが、それでもタイムラグはあります。

ウォッシャー液が出ない

タンクやホース内で水が凍っていて、ウォッシャー液が出てこないトラブルも起きがちです。

特に水しか補充しておらず、屋外に駐車していると凍るリスクは高くなります。
不凍効果のあるウォッシャー液を使用すれば、水との割合を調整して氷点下でも凍らないようにすることができます。

タイヤの空気圧が低くなっている

あなたはどれくらいの頻度でタイヤの空気圧をチェックしていますか?
まだ暖かい季節にチェックして以降、放ったらかしなら要注意です。

空気は暑いときは体積が膨張し、寒いときは体積が小さくなります。
冬にかけて寒くなることでタイヤの中の空気の体積が小さくなるので、より空気圧が低くなってしまいます。

整備士もお客さまの車を点検していると、冬場に点検する車は空気圧が大きく低下している車がかなり多いです。
温度差による空気圧の変化は予想以上に大きいです。

本来、タイヤの空気圧は月に一度は点検していただきたいですが、特に冬タイヤ前にはいま一度このことを思い出して、適正な空気圧が保たれているのかチェックしてみてください。空気圧の低下は燃費の悪化にもつながります。

寒い地域に旅行に行くときは燃料に注意(ディーゼル車)

ディーゼル車に給油する軽油には種類があることをご存知ですか?
実はガソリンスタンドで販売されている軽油は、夏と冬では異なります。
さらに、冬は温暖な地域と寒冷地とで異なります。燃料が凍結しないようにするためです。

温暖な地域に住んでいる人がウィンタースポーツや旅行で寒い地域に行くとき、このことを知らずに温暖な地域で給油した後、無給油のままで寒い地域を走行していると、軽油が凍ってしまいエンジンが掛からなくなるリスクがあります。
ディーゼル車で寒い地域にお出掛けの場合は必要分の給油だけ行って、寒冷地に着いてから現地で十分な給油を行う必要があります。

冬対策のメンテンナス方法

冬のメンテナンスは起きやすいトラブルから以下の点に気を付けましょう。

  1. バッテリーは弱ってきていれば寒くなる前に交換
  2. 安全装備の作動条件を理解する
  3. ワイパーはゴムが傷んでしまうので、窓が凍っているときは動かさない
  4. ウォッシャー液は凍結しないように水だけでなく、車用ウォッシャー液を適切な割合で使用する
  5. タイヤの空気圧をチェックする
  6. ディーゼル車で寒冷地に行くときは、現地で寒冷地用軽油を給油する

【補足】フロントガラス内側の曇りの除去について

フロントガラスの内窓の曇りが原因で安全装備が作動しないときは、エアコンのフロントデフロスターを使用することで、時短で曇りを取り除くことができます。
冬は内窓が曇りやすいですが、窓が汚れているとより曇りやすいです。
仕上げに乾いたタオルを使用して、油膜がつかないよう、内窓は綺麗に拭きあげておきましょう。

冬に備えておきたい装備、準備

ワイパーやウォッシャー液の交換

雪によってワイパーは錆びやすいため、降雪量の多い地域では耐久性や防錆性のある冬用ワイパーに交換することが重要です。 また降雪量の少ない地域でも、気温の低下でウォッシャー液が凍結してしまうことがあります。そのためウォッシャー液を不凍タイプのものに交換することをおすすめします。

エンジンスターター

冬に備えておきたい便利な装備のひとつにエンジンスターターがあります。
これは、スターター用リモコンの電波が届く範囲ですが、遠隔操作でエンジンを掛けることができる装備です。
車に乗り込む前にエンジンを掛けエアコンを作動させておくことで、ガラスの曇り・凍結を事前に取っておくのはもちろんのこと、車内が暖まった状態にしておけるのは、快適でとても便利です。

エンジンスターターは、車種によって純正オプションが設定されていたり、社外品としても販売されているものがあります。
また、最近の車はスマホのオーナーアプリを使用してエンジンスタートできる車種もあります。
一度、エンジンスターターの便利さに慣れてしまうと手放せない機能のひとつです。

シートヒーター

シートヒーターには後付けできるものがあります。
電源はアクセサリーソケットから取り、シートの上に敷くだくでいいので、車に詳しくない人でも見映えを気にしなければ、簡単に設置できます。
カー用品店で販売されているので、ご興味のある方はぜひお試しください。

ブースターケーブル

すこし車の知識のある方であれば、ブースターケーブルを車に積んでおいて、バッテリー上がりの時に自分で対応できるように準備しておくと、もしもの時に安心です。

補足として、ハイブリッド車はバッテリー上がりの救援車側にはなれないので注意しましょう。

スタッドレスタイヤやチェーンの準備

雪の降らない地域でも、朝晩の冷え込みで路面が凍結していることもあります。
凍結(アイスバーン)は、走行中にパッと見での判断が難しく、ほかの場所は大丈夫でも風の吹き抜ける「橋」だけが凍結していることもあります。
凍結路を前にノーマルタイヤは無力です。

また、出先で降雪に見舞われたり、冬タイヤ未装着では走行できない道もあります。
必要に応じて、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを余裕を持って準備しておくようにしましょう。

古い車の場合、冬場で特に気を付けたいこと

古い車は経年劣化によりさまざまなトラブルリスクが高まります。
エンジンの冷却水漏れもそのひとつで、ホースやラジエーター、樹脂部品の劣化が考えられます。

夏は暑いので冷却水漏れが発生しているとオーバーヒートに繋がりやすく、メーター内の警告灯でオーバーヒートを認識できます。
一方で冬場だと走り方によっては、そこまでエンジンが熱くなりきらないことも多く、冷却水が漏れて減っていてたとしても、オーバーヒートしないことがあります。

車の下に漏れた冷却水溜まりができていれば、オーバーヒートを起こす前(起こさなくても)でも気付くこともできます。
また、冷却水が減っていると厳密にはヒーターの効きも悪くなるので、その違和感から冷却水漏れを発見することもできます。
しかし、冬場であれば気付きにくいトラブルであることは間違いないでしょう。

【ケース別】用意しておきたい冬対策グッズ

ここからは、冬に起きやすいトラブル別で予防・対処に役立つグッズを紹介します。

【ガラス凍結】フロントカバー

車体の外側からフロントガラスを覆うカバーで、フロントガラスの凍結や霜を防ぎます。2,000円前後と安価で購入でき、夏の紫外線防止と兼用できるものがほとんどです。

【ガラス凍結】解氷スプレー

こちらは凍結を防止するものでなく、凍結した場合に使用する対策グッズです。価格は1本1,000円程度と安価です。噴霧するだけなので時間がない時にも使いやすく、鍵穴の凍結などにも使用できます。

【バッテリー上がり】ブースターケーブル

ブースターケーブルは、バッテリーが上がった時に他のクルマから電力を分けてもらうためのグッズです。周囲にクルマがいる状況であれば、ロードサービスを呼ぶよりも早く対処できる可能性があります。2,000円程度からで購入でき、保管場所もとらないので念のために所持しておくと良いでしょう。

【バッテリー上がり】ジャンプスターター

ジャンプスターターは、他のクルマの電力に頼らず自分でバッテリー上がりを解決するためのグッズです。充電式バッテリーが内蔵されているので、「人に頼みづらい」「そもそも周囲に人がいない」という状況で使用できます。価格は6,000円~数万円と高めですが、ブースターケーブルの代わりに持っておくと心強いです。

【スタック・スリップ】タイヤチェーン

スタッドレスタイヤがあれば、ある程度の雪道や凍結路に対応できますが、チェーンをつければより安全性が高まり、スタックやスリップを防げます。最近は金属製チェーン以外にも、着脱のしやすい非金属製チェーンや布製カバーもあります。5,000円程度から購入できます。

【スタック・スリップ】スタックヘルパー

スタックヘルパーは、スタックした時にクルマと雪の間に挟み、雪からの脱出をサポートするグッズです。3,000円程度から購入できます。降雪量の多い地域に住んでいる場合や、スキー場へ行く場合などにあると心強いでしょう。

冬のドライブ対策に読んでおきたい記事

noricoではドライブを安全で快適にするための情報を多く紹介しています。冬のドライブに向けて充分な対策ができるよう、以下の記事もぜひお読みください。