手取り15万円のクルマ選び

手取り15万円のクルマ選び

「手取り15万円でクルマは買える?」 収入に合わせた予算目安とオススメ車種

更新日:2023/03/24

「手取り15万円だとクルマを持つのは難しい?」「予算はいくらくらいにすべき?」など、給与に合わせたクルマの予算目安、手取り15万円の時の生活費のイメージをご紹介します。

POINT 1

車両代の予算は年収の半分まで

一般に、クルマ購入の予算は「年収の半分まで」が目安だと言われています。
手取り15万円の人は、控除されている税金や社会保険料を考えると月給19万円程度。ボーナスが3か月分ある人なら年収は約300万円なのでクルマの予算は150万円くらいまで、ボーナスがない人なら年収は約230万円なので115万円くらいまでに収めると良いでしょう。

予算100~150万円で新車を買おうと思うと、選択肢になるのは軽自動車と一部のコンパクトカーに限られてきます。例えば人気のホンダ「N-BOX」は、一番安いグレードでも約150万円は必要です。
しかし中古車まで目を向けると選択肢が広がり、年式の新しいコンパクトカー、少し年式が古いSUVや小型ミニバンも候補に入ってきます。

POINT 2

月々の維持費を計算に入れる

クルマにかかるお金は、車両代金など購入時のお金だけではありません。ガソリン代、駐車場代、自動車保険料、車検費用など月々の維持費も考慮する必要があります。

車名 スズキ ワゴンR
(FX 2WD)
マツダ MAZDA2
(XD、FF)
日産 セレナ
(ハイウェイスター GFC27、2WD)
トヨタ C-HR
(G、2WD)
ボディタイプ コンパクトカー ミニバン SUV
ガソリン代 ¥196,428 ¥209,722 ¥285,000 ¥198,837
自動車税/軽自動車税 ¥19,800 ¥103,500 ¥118,500 ¥118,500
任意保険 ¥70,320 ¥82,710 ¥79,320 ¥81,900
車検法定費用
(自賠責保険、自動車重量税、印紙代)
¥26,340 ¥44,550 ¥52,750 ¥44,550
車検点検料金 ¥33,550 ¥35,750 ¥36,850 ¥35,750
駐車場代目安 ¥360,000 ¥360,000 ¥360,000 ¥360,000
メンテナンス費目安
(オイル交換など)
¥169,500 ¥169,500 ¥169,500 ¥169,500
3年合計 ¥875,938 ¥1,005,732 ¥1,101,920 ¥1,009,037
年間目安 ¥291,979 ¥335,244 ¥367,307 ¥336,346
月々目安 ¥24,332 ¥27,937 ¥30,609 ¥28,029
  • 年間走行距離10,000km、レギュラーガソリン135円/L、ハイオク146円/Lとして計算。
  • 計算に使用した燃料消費率は、新車時のカタログ燃費で、グレード・駆動方式・車両重量などにより異なる。
  • 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象・渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)に応じて燃料消費率は異なる。
  • 自動車税、軽自動車税は2019年10月1日以降に購入したとして計算。
  • 自動車保険は35歳以上、14等級、全車車両保険価格以外は同条件にて見積もり。
  • 車検点検料はガリバー直営店の車検サービスを利用した場合の費用(ガリバーFC店舗は異なります)。保安基準不適合箇所やその他不具合箇所等の交換作業工賃や部品代は含まれておりません。
  • 駐車場代は月々10000円として計算。
  • 洗車を1ヶ月に1回2000円、オイル交換を6か月に1回5000円、バッテリー交換を2年に1回20000円、タイヤ交換を4年に1回50000円で行ったとして計算。
  • 上記はあくまで参考値となります。詳しくは車販売店でお見積もりの際にご確認ください。

上記のように月々2~3万円の維持費が必要になります。手取り15万円の中で「車両代+2~3万円の維持費」が払えるのか、次の章で具体的にシミュレーションしていきましょう。

ただしこの試算では、駐車場代を「月1万円」としています。駐車場代は地域によって差が大きいため、月々のシミュレーションでは借りる予定の駐車場代についても考慮する必要があります。

POINT 3

手取り15万円の家計シミュレーション

以下では手取り15万円の家計で、クルマを購入した場合の費用をシミュレーションしてみました。家賃と駐車場代の影響が大きいので、「地価が高い場合」「地価が低い場合」の2種類で計算しています。

地価が高い場合の家計シミュレーション

家賃 ¥60,000
食費 ¥25,000
水道光熱費 ¥10,000
通信費 ¥5,000
交際費・娯楽費 ¥5,000
日用品・衣類購入費 ¥5,000
貯金・予備費 ¥0
車両代金 ¥10,000
クルマ維持費 ¥30,000
合計 ¥150,000

地価が低い場合の家計シミュレーション

家賃 ¥40,000
食費 ¥25,000
水道光熱費 ¥10,000
通信費 ¥5,000
交際費・娯楽費 ¥10,000
日用品・衣類購入費 ¥10,000
貯金・予備費 ¥10,000
車両代金 ¥20,000
クルマ維持費 ¥20,000
合計 ¥150,000

地価が高いエリアでは、駐車場代が高いため維持費も高くなります。そのため交際費・娯楽費、日用品・衣類購入費などを切り詰め、かつ予備費を0円にして、ようやく月々1万円の車両代が捻出できます。8年間クルマに乗るとすると「月々1万円×12か月×8年」で96万円の予算が確保できますが、ボーナスがないと毎月の生活は苦しいでしょう。

一方、地価が安いエリアの場合、家賃や駐車場代が抑えられるため、それほど無理をせず、かつ1万円の予備費を確保しても、月々2万円の車両代が確保できます。「月々2万円×12か月×8年」で192万円の予算が確保できる計算になります。

貯金やボーナスがなく一括払いが難しい場合には、ローンという選択肢もあります。金利がかかるため支払い総額は高くなりますが、いざという時のために手元に少しは現金を残しておくと安心でしょう。

POINT 4

手取り15万円で買えるオススメ車種

手取り15万円だと「予算が余るほどある」とは言えません。家計への負担が大きくならないように、以下のような条件を満たすクルマを選ぶことをお勧めします。

  • 車両代金は、ボーナスがないなら120万円程度まで、ボーナスがあれば150万円程度まで
  • 燃費が悪い、排気量が大きいなど維持費が高すぎるクルマは避ける
  • 家族構成や用途にあったクルマを選ぶ

以下は、このような条件を満たすクルマの一例です。

  • 新車時価格、中古車相場はガリバー調べ。2021年5月時点のデータ

新車だと120~150万円で買えるクルマは多くはないですが、中古車ならば手が届く場合もあります。価格を意識するあまり家族構成や用途に合わないクルマを買っては本末転倒です。自分にあったクルマ選びを心掛けましょう。

ガリバーでも「7人で乗れる、とにかく安いクルマ」「120万円以下で買える、きれいで状態が良いクルマ」など、お客様それぞれに合わせたクルマをご紹介しています、お気軽にご相談ください。