



衝突安全ボディーとは?構造や仕組みとその効果について解説
目次
衝突安全ボディーとは?

衝突安全ボディーとは、車の衝突時に乗員を保護するため、衝撃を効果的に吸収・分散するよう設計された車体のことです。
衝突時にあえて潰れて衝撃を吸収・分散する部分と、乗員の生存空間を確保するため頑丈に造られている部分が存在します。
自動車メーカーはそれぞれに衝突安全ボディーの開発を行っており、その呼び方もメーカーごとに異なります。
日本における歴史
日本で衝突安全ボディーが誕生したのは、1990年代のことです。自動車事故の死亡者数減少のため1993年に「道路運送車両の保安基準」が改訂され、1994年4月以降の新型車に前面衝突試験が義務化されました。
この安全基準の改定を機に、各自動車メーカーは衝突安全ボディーの開発を開始。1995年には、トヨタが衝突安全ボディー「GOA」を採用した車を発表しました。
現在は、前面だけでなく側面や後方からの衝突についても安全性能が評価されるようになっています。そのため、各社の衝突安全ボディーの性能も1990年代と比べて格段に良くなっています。
衝突安全ボディーの構造

衝突安全ボディーは、潰れやすい「クラッシャブルゾーン」と頑丈な「セーフティゾーン(サバイバルゾーン)」という2つの部分から構成されています。それぞれの役割や位置・代表的なパーツは以下の通りです。
車両全体が頑丈で潰れにくい構造の場合、衝突しても車両自体は凹みが少ないかもしれません。しかし、乗員に衝突時のエネルギーが分散されずに伝わってしまい、後遺症や死亡の危険性が高まります。
国産メーカーごとの名称一覧
前述の通り、各自動車メーカーはそれぞれに開発した衝突安全ボディーを自社の車に採用しています。その名称は、以下のようにメーカーによって異なります。
※上記は2026年3月時点の情報です。
衝突被害を予防・軽減するその他の装備
現在の車は、車体構造の改善に加え、安全性を向上させるための装備を数多く備えています。以下に、衝突被害を予防・軽減するための代表的な装備をまとめました。
エアバッグ
エアバッグは、事故などの際に乗員の頭部や胸部、腹部を保護するための安全装置です。車体に強い衝撃が生じると窒素ガスで満たされたバッグが開き、乗員への衝撃を吸収します。
エアバッグの設置箇所や数は、車種によって異なります。今は安全性への関心の高まりや車の安全性能に対する評価基準が厳格化されたことで、運転席や助手席の「フロントエアバッグ」に加え、側面からの衝撃を緩和する「サイドエアバッグ」「サイドカーテンエアバッグ」も標準装備が当たり前と言っていい時代になっています。
衝突被害軽減ブレーキ(AEB)
衝突被害軽減ブレーキは、消費者の間で一般に「自動(衝突被害軽減)ブレーキ」と呼ばれている安全装備です。衝突の危険がある場合に音などで警告し、さらに衝突リスクが高まると自動でブレーキを作動させます。
必ずしも衝突を避けられるとは限りませんが、衝突回避や衝突の被害軽減に役立つ装備です。現在は搭載の義務化が進んでいます。
ペダル踏み間違い急発進抑制装置
ペダル踏み間違い急発進抑制装置は、ドライバーが誤ってアクセルペダルを強く踏み込んだ際の急発進・急後退や急加速を防ぐためのシステムです。「誤発進抑制機能/加速抑制機能」などとも呼ばれます。
車載センサーが前方や後方の障害物を検知すると、音などでドライバーに警告が行われます。さらにアクセルペダルが踏み込まれて衝突のリスクが生じると、システムがエンジン出力を抑制し、衝突回避や被害軽減を試みます。
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