



中古車の「車検整備付き」の意味について車検あり・なしとの違いは?お得なの?
目次
中古車の車検整備付きとは?

中古車販売サイトなどで見かける「車検整備付き」という表記。これは車検の有無を表すとともに、購入時の支払額にも関わる重要な情報です。
一般に、車検整備付きの車は以下のような条件で販売されています。
- 店舗にあるときは車検切れの状態
- 契約後に車検整備をしてから納車される
- 車検整備費用は購入時の支払総額に含まれている
- 法定費用や車検の代行手数料も支払総額に含まれている
- 部品交換や修理で更に追加費用が必要な場合もある
車検整備付き車両のメリットは主に2つあります。一つ目は、車検を通ったばかりの車が納車されること。車検の有効期限が充分にありますし、納車日から安心して乗ることができます。
もう一つは、自分で車検の手配をせずに済むことです。車検が切れていると公道を走ることができないため、陸運支局(や車検業者まで車を運ぶだけでも大変ですが、そうした手間を省くことができます。
一方デメリットは、通常の中古車と比べて納車が遅れることです。車検を通すのは契約後となるため、通常の納車準備に加えて数日~1週間ほど納車に時間がかかることが多いです。
「車検整備付き」の場合でも、整備の費用は車両価格に含まれていますので安心してください。基本的な検査以外に、部品交換や修理が必要になった場合は、さらに追加費用がかかる可能性があることは心に留めておくと良いでしょう。
車検整備の内容と費用相場
車検は「車が国の定める保安基準を満たしているかどうか」を確認する検査で、ブレーキやスピードメーターなど、多くの項目についてチェックが行われます。
一方、整備とは「車がきちんと走行するようメンテナンスを行う」ことです。車検整備では、車検でチェックされる保安基準を満たしていない場合、同時に法定点検で異常がある場合などに部品の交換や修理が行われます。
なお車検費用は、依頼する業者や車両重量ごとに違いますが、おおよそ下記のような費用になることが多いようです。
※エコカー減税の適用なし、経過年数13年未満、また自賠責保険料は沖縄県や離島を除く地域としています
※車の種類やどこに依頼するかで変わりますので、詳細は依頼先の店舗へお問合せください
車検あり、車検整備付き、車検なしの違いとは?
中古車の車検情報には、車検整備付きの他に、「車検あり」や「車検なし」と書かれている場合もあります。それぞれの意味や違いは以下の通りです。
「車検あり」はその時点で車検が残っている状態なのに対し、「車検整備付き」と「車検なし」は車検が切れています。「車検整備付き」と「車検なし」の違いは、納車前の車検がセットになっているか否かです。
「車検あり」の車の場合、車検整備付きの車と同様に納車後すぐ運転することができます。しかし車検の満了期間が近いこともあるので、購入前に車検満了期間を確認しておきましょう。
「車検なし」の車は、車検費用が含まれていない分、車検整備付きの車よりも安く購入できます。。また自分で車検業者を選ぶこともできるので、「車検整備付き」よりも総額が安くなる場合もあるでしょう。ただし自分で車検の手配をする場合、公道を走れないクルマを移動させるための手続きも必要なため、手間がかかるのがデメリットです。
車検整備付きの車の納車までの流れ
一般に、中古車の契約から納車までの期間は2週間程度です。この間に、販売店は納車前の点検や名義変更を行います。ただし車検が残っており、かつ繁忙期でないといった条件が揃うと最短で5日間程度で納車できることもあります。
車検整備付きの場合、契約後に車検を受けます。車検にかかる日数は場合によって異なりますが、少なくとも追加で3日程度かかるのが一般的です。そのため納車までの期間は平常時で2〜3週間程度、繁忙期などは1ヶ月程度をみておくと良いでしょう。
結局、車検整備付きの車はお得なのか?
「車検整備付き」の車の場合、車検は販売店が選んだ業者が行います。「より安い車検業者を探す」といったことはできず、「車検なし」と比べて支払総額は多くなりがちです。
しかし「車検なし」であってもいずれ車検を受ける必要があるため、「車検整備付き」と「車検なし」の費用総額は大差ないことが多いです。
「車検なし」の場合は自分で車検の手配をしなければならないことを考えると、忙しい人、手続きが不安な人は「車検整備付き」の車を選ぶのがおすすめです。
ガリバーでは、契約後に車検・整備を済ませて納車しています。納車前の整備についてもご相談を承りますので、お気軽にご相談ください。