パサートワゴン（フォルクスワーゲン）Ｖ６ ４モーション GH-3BAMXF(10020081) の画像

日本でフォルクスワーゲンパサートのワゴンがポピュラーな存在になったのは、1990年に登場した4代目からであった。1980年代はフォルクスワーゲンといえばゴルフのイメージが強かったが、1990年代に入ると上級車種に移行するユーザーも増えてパサートワゴンが注目された。また1989年にスバルの初代レガシィが発売され、ツーリングワゴンが注目を集めたことをきっかけに、2～3年の短期間ではあったがワゴンブームが訪れた。この影響でパサートワゴンに関心が集まったこともある。3代目ゴルフに設定されたワゴンが日本国内で発売されたのは1995年だから、1990年代の前半にフォルクスワーゲンのワゴンといえばパサートを示していた。そして1997年に登場した5代目で、パサートワゴンの人気が一気に高まった。この時期のフォルクスワーゲンは、4代目ゴルフを3ナンバー車に拡大するなどプレミアム路線に歩みを進め、5代目パサートワゴンはその象徴であったからだ。質の高い内装、広い居住空間と実用的な荷室の組み合わせは、上品で裕福なワゴンライフを連想させた。

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