パサートＣＣ（フォルクスワーゲン）２．０ＴＳＩ ABA-3CCAWC(10052160) の画像

フォルクスワーゲン パサートCCは、外観のデザインを重視して開発されたLサイズの4ドアクーペに位置付けられる。ルーフを低めに抑えたワイドなボディが特徴だ。CCは「コンフォート・クーペ」の略称で、豪華な雰囲気を備えるクルマになっていた。こうした4ドアクーペと呼ばれるモデルは、メルセデス・ベンツやBMW、アウディなどもラインアップする人気カテゴリーでもある。発売されたのは2008年。近年のフォルクスワーゲンは、安全性や環境性能と併せて上質感を重視するクルマ造りを行っており、パサートCCはその象徴的な車種でもあった。エンジンは直列4気筒の2L、V型6気筒の3.2Lを搭載しており、後者は4WDの4モーションと組み合わせている。その後にマイナーチェンジを受け、車名をフォルクスワーゲンCCに変更。エンジンは直列4気筒1.8Lのターボに改められた。日本のユーザーから見ると、フォルクスワーゲンのブランドイメージとは少し噛み合わない印象も受けたが、同社がワイドなバリエーション展開に挑んでいることを実感させた。

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