ナディア（トヨタ）ナディア タイプＳＵ２．０ GF-SXN10H(1006175) の画像

1998年に発売されたトヨタ ナディアは、2列のシートを備えた背の高い5ドアハッチバックであった。プラットフォームは、ホイールベースの数値まで含めて、3列シートミニバンの初代イプサムと同じだが、2列シートにすることで広く使いやすい荷室を備えている。後席を畳むと、床面が平らな広い荷室になり、荷物の収納性が優れていた。また、後席の頭上と足元にも余裕があり、前席を後ろ向きに回転させて、対座シートにアレンジすることも可能だった。当時のミニバンやハイトワゴンでは、車内の広さを生かすさまざまなシートアレンジが試験的に採用され、ユーザーの反応を見ていた。全長は初代イプサムと比べて約100mm短い4,425mmに収まり、全幅も1,695mmの5ナンバーサイズだから、市街地での取りまわし性も優れていた。エンジンは直列4気筒の2Lで、ノーマルタイプと直噴式の2種類を設けた。直噴式は最高出力がノーマルタイプに比べて10馬力高い145馬力、最大トルクは1.5kg-m上まわる20kg-m。10・15モード燃費も2.4km/L勝る14.2km/Lとなる

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