キャミ（トヨタ）Ｑ ターボエアロバージョン GF-J102E(1000001) の画像

トヨタ キャミは、トヨタの傘下に収まるダイハツ製のOEM車。内外装の一部を除くと、ダイハツ テリオスと共通だ。発売されたのはテリオスが1997年、キャミは1999年であった。キャミの一番の特徴は、売れ筋グレードの全長が3785mm、全幅が1555mmに収まるコンパクトなSUVであること。しかも、後輪駆動をベースにした本格的なオフロードSUVだ。今日のランドクルーザーなどと同様、センターデフ式4WDを備える。悪路ではセンターデフをロックして前後の駆動系を直結させ、駆動力の伝達効率を高めることも可能にした。最低地上高は195mm、タイヤは扁平率が70％の15インチ（205／70R15）だからサイズが大きく、悪路のデコボコを乗り越えやすい。特に積雪地域の移動手段として重宝した。4WD、余裕のある最低地上高、直列4気筒1.3Lエンジンの効果で走破力が優れ、小型車の中でも全幅を狭く抑えたから裏道なども走りやすい。オフロードSUVながら、最小回転半径が4.7mに収まって小回り性能も抜群だ。ボディは5ドアハッチバックだから、後席は少し狭いものの、ファミリーカーとしても便利に使える。

• 安全装備には作動条件や限界があります。機能を過信せず、安全運転を心がけましょう。