デリカスペースギア（三菱）ロング エクシードⅡ ハイルーフ KD-PF8W(4008330) の画像

三菱デリカスペースギアは、三菱が一時ラインナップしていたミニバンである。デリカの名前は1960年代から現在に至るまで三菱がバン/ワゴンに使っている車名であり、1994年5月に乗用車系モデルの4代目として発売されたデリカにスペースギアのサブネームが与えられた。それ以前のデリカスターワゴンの時代から、デリカは優れたオフロード性能を持つミニバンとして定評があり、このデリカスペースギアでもパジェロ用に開発されたラダーフレームの上に1BOXワゴンのボディを乗せる形でのクルマ作りが行われ、パジェロ譲りのスーパーセレクト4WDなどによって高い悪路走破性を持つミニバンに仕立てられている。この時代には、4ナンバー車のライトバンも基本設計を共用していたため、全幅の狭いミニバンになっていた。ラダーフレーム付きで重心高が高いのに全幅が狭かったため、クルマとしてのバランスは必ずしも良くなかったが、多人数乗車と悪路走破性の両立を求めるユーザーから支持された。2007年1月にデリカD:5に引き継がれた。

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