日々、ケミカルの道、そしてオカルトを求道し続けるワタクシ。いわゆるひとつの添加剤としてはバーダルが一番満足しているわけですよ。常に心のなかでランキングを付けていて、効果やコスト、さらには扱いやすさなどを考慮していく、やっぱり添加剤部門はバーダルが一番だというのは変らず。
でも、この間、腰が抜けるような添加剤に出会ってしまったんです。。。それが進化剤というモノ。なにが進化するのかというと、もちろんクルマだし、あと液剤の性能もとのこと。成分はある潤滑性を高める鉱物(モリブデンじゃない)をナノレベルまで細かくしているのがミソで、添加するとあまりに細かいため金属の組織にドンドンと入り込んでいく。さらに入り込んだ部分は強度が上がり、被膜ができ潤滑性を高めるというのが理屈、らしい。
まぁ、今までも金属表面だのなんだのっていうのは耳タコだったので、半信半疑で試してみると、これが驚いたのなんのって。レースなどでも愛用され、アテネオリンピックの自転車競技でも使用されたというのも納得。あまりにフィーリングが変ってしまうので、「普通な感じをそのままにポテンシャルを高める」ほうがいいという人には不向きかも。まさにチューニングアイテムと言っていい激変ぶりだ。ちなみに入れすぎると被膜が厚くなってクリアランスが詰まって調子が悪くなるらしい……。
ただこの進化剤、そこらで売っているものではなくて、入れると効果が偏ってしまったりするので施工店でしか入れられないのと、価格が高いことは欠点かも。9500円というのはやっぱり添加剤の常識からは少し高いけど、チューニングアイテムのひとつとして考えて、パワーや燃費が上がるなら安いだろし、実際に排ガスの測定をすると数値がグングンと下がってエコでもある。効果は超長期間持続するというから、その点でも安いかも。というか、正直、この激変ぶりであれば、いくらでもいいっす。クセになりすぎてまいっちんぐ。