トヨタ iQ エクステリア フロント 画像

なぜiQを買ったのか!?

 トヨタ iQを買いました。
 ボクがiQを買ったというと、多くの人が「えぇー、なんで!」とその理由を聞いてくる。そこでボクがなぜiQを買ったのかをここで説明しておこう。
 どうもボクは国産車を買うキャラではないらしい。しかも小さいクルマを買うことは想定外だったようだ。でもモータージャーナリストとして、ひとりの運転好きとしてiQが欲しくなったから買ったのだ。

トヨタ iQ エクステリア フロント 画像
トヨタ iQ エクステリア サイド  画像
トヨタ iQ エクステリア リヤ 画像

低燃費のカギは軽のボディに1Lエンジン+CVT!

 6年ほど前から日本の軽自動車メーカーにある提案をしていた。それは軽のボディに1Lのエンジンを搭載し、賢くプログラムしたCVTを組み込めば、走りが良く燃費もいいコンパクトカーができるだろうと。
 クルマは排気量が小さいほど燃費がいいとは限らない。軽のボディに660ccエンジンではちょっと役不足なのだ。馬力を回転数で稼ぐために意外と燃費は良くならない。夏エアコンを使うと、アイドリング時には1.5Lエンジンと同じ燃料を消費する。コンプレッサーを回す余力がないためだ。
 だから軽のボディに1Lエンジン+CVTによって、余裕のある走りと無理をしないで低燃費が実現できるのだ。
 海外向けにはほぼ軽のボディに1Lエンジンを搭載したモデルを販売している日本メーカーもあるが、国内では販売しない。マーケティングリサーチによると需要がないらしい。

トヨタ iQ インテリア フロントシート 画像
トヨタ iQ インテリア リヤシート 画像
トヨタ iQ エンジン 画像

これからのシティコミューターを確かめたい!

 でも軽自動車を造っていないトヨタからボクが提案していたクルマに近いモデルが登場した。それがiQなのだ。
 ボクが描いていたミニマムコンパクトカーに近いのがiQだ。どこまでボクの理想に近づいているのかを、実際に使って乗って確かめたくなったというのが購入の最大の理由だ。
 もうひとつの理由は、モータージャーナリストとしての興味というか、勉強しなくてはいけないという意識もある。21世紀のいま、これからのシティコミューターとして小さなクルマがどんな役目を果たすのか、どんな機能が必要なのか、実車で確かめてみたいと思ったのだ。
 スマートの模倣だという意見もあるが、スマートは2人乗り(4人乗りは4ドアで長い)だけどiQは法律上4人、実質大人が3人乗れる。

 今後プライベート使用のボクのiQを詳細に渡ってリポートしていくので、ご期待いただきたい。

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達人プロフィール: こもだ きよし
職業:モータージャーナリスト
日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)、JAF交通安全委員会委員、セーフティドライビング・インストラクター・アカデミー会長、警察庁運転免許制度に関する懇談会委員、BMWドライバー・トレーニング・チーフインストラクターなど...
代表グレード
「iQ」100G(FF)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
2985x1680x1500mm
車両重量[kg]
890kg
総排気量[cc]
996cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
68ps(50kw)/6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
9.2kg-m(90N・m)/4800rpm
ミッション
Super CVT-i(自動無段変速機)
10・15モード燃焼[km/l]
23.0km/l
定員[人]
4人
税込価格[万円]
150万円
発売日
2008年11月20日
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