現在、クルマが売れていません。(ホント深刻です。)その背景には、原油高高騰、若者のクルマ離れ・・・。まあ、クルマを買い控えるということは、イコール一台を長く乗るということになります。しかし、長年乗っていますと、さまざまな部位に不都合が生じてくるのもこれまた仕方のない事です。
5年以上同じクルマに乗っている方に「最近愛車の気になる点は?」という内容でアンケートを行ったところ「塗装の艶が落ちた」といった外装面を差しおいて、圧倒的に多かった意見が「最近、なんかエンジンの調子が悪い。」でした。
エンジン不調の原因はさまざまですが、最も多いのが、内燃機関の宿命といわれる、カーボンやスラッジといった“燃えカス”の堆積によって引き起こされる各パーツの動作不良です。通常これらの堆積物を除去するには、エンジンを分解するというのが一般的ですが、その費用は膨大。そこで今回、燃料やエンジンオイルに添加するだけで、エンジン内部を徹底洗浄し、新車のようなフィーリングを取り戻せる!?アメリカ・バーダル社の「極」シリーズを試してみることにしました。バーダル社といえば、NASAでも採用されている70年以上の歴史を持つ添加剤メーカー。これは期待できます。
燃焼室&オイル系統に堆積したカーボン、スラッジを除去するために、燃料タンクには「極フェーエルトリートメント」を、交換前のエンジンオイルには、「チューンナップ&フラッシュ」を添加。いずれも、走行をしながら、各パーツの洗浄を行うためこの後、自宅から150キロほど“クリーンナップドライブ”に出かけました。
走り出して10キロほどして早速変化が・・・。燃料に添加した「極フェーエルトリートメント」には、ガソリンのオクタン価、燃焼効率の向上効果があり、アクセルレスポンスが敏感になっている事が確認できました。急にクルマが元気になり、アクセルの踏みすぎには、注意ですね。(=燃費低下につながります。)
オイルに添加した「チューンナップ&フラッシュ」は、走行しながら洗浄できるフラッシングオイルですが、洗浄効果が高いらしく、ある程度走行しますと、オイルの粘度低下による油圧不足が発生。300キロまで走行可能ということですが、エンジンが温まる位の走行で十分といえます。
「チューンナップ&フラッシュ」をエンジンオイルに添加し、150キロほど走行したところでオイル交換を敢行。愛用のイージーオイルチェンジャーを使用しました。出発前の時点で、前回のオイル交換から1000キロ程度のキレイなオイルだったため、まだ飴色でしたが、排出されたオイルはまるで一万キロ無交換だったように真っ黒。高い洗浄効果を確認する事が出来ました。
オイル交換をおこなった後、「極エンジントリートメント」を十分振って、オイル注入口から注ぎ込みます。すぐさまエンジンを掛けてしばらくアイドリングを行うか、走行をします。これにより、エンジン内部のオイル系統に高い潤滑効果のある皮膜が形成されます。
これで、一連の作業は完了です。オイル交換は、ご自身では出来ない場合もあると思いますので、カー用品店やディーラーで作業をお願いした際に添加しましょう。
燃料に添加した「極フェーエルトリートメント」は、その後もアクセルレスポンス向上が顕著に体験できましたが、添加した燃料を使い切ってしまうと、途端に効果が半減してしまいます。しかし、燃焼室の強力な洗浄効果によってアイドリングの不整脈が軽減されたのは事実。スパークプラグを取り外してみると、先端がきれいになっている事が確認できました。
オイル系統に潤滑皮膜を形成する「極エンジントリートメント」ですが、添加直後は、逆にエンジンが重たく、真冬に高粘度オイルを入れたようなフィーリングでしたが、隣町に入ったあたりから、アイドリング時の振動が明らかに軽減。発進時には“グイッ”という押しのあるトルク感が加わりました。高回転域には、今のところ変化はありませんが、歩を進める程効果があらわれてくるということなので、今後が楽しみです。
またエンジンの潤滑、保護という点では、大きな効果が認められました。添加前では、高い負荷を与え続けますと、油温上昇に伴う油膜切れが原因で、油圧低下を招くこともしばしば。後付メーターの油圧計のワーニングランプが点灯したままでしたが、添加後は同条件で負荷を与えても油圧は確保されています。
ただ添加するだけのカンタン作業で、エンジン内部の汚れを確実に落とし、心地の良いフィーリングを復活できるバーダル「極」シリーズ。これからも愛車を末永く乗り続けたい方、中古車を購入し、エンジンのコンディションを取り戻したい方にオススメです!
極フェーエルトリートメント ¥5,355
極エンジントリートメント ¥5,355
チューンナップ&フラッシュ ¥2,310