運転席に乗り込むと、そこにはいかにもアウディらしい独特の雰囲気が広がる。インテリア回りの質感の高さは最近のアウディがウリのポイントにしているもので、今回のA5でもスポーティかつハイクォリティを感じさせる室内が作られている。
インパネの中央部分がやや運転席側に傾けて配置されるドライバーオリエンテッドのデザイン処理がなされているが、これはアウディやBMWではお約束となっているもの。インパネ回りのデザインは基本的な部分がA4と共通で、じっくり見比べるまでもなく両車が姉妹車の関係にあることが分かる。
後席の居住空間はさすがに広々というわけにはいかないが、乗車定員が4名ということもあって大人が普通に乗れるくらいの広さが確保されている。
ラグジュアリークーペらしく快適装備・安全装備は充実したものが用意される。快適装備では、本革製のスポーツシート、マルチメディアインターフェイス、6連奏CDプレーヤー、電動格納&調整式ヒーター付き自動防眩・助手席リバースモード付きドアミラー、バイキセノンアクティブヘッドライトなどが標準で、バング&オルフセンのサウンドシステムがオプションで用意されている。
安全装備はESPや電子制御パーキングブレーキ、2ステージエアバッグ、サイドエアバッグなどが標準だ。