進化した動力性能と究極の乗り心地が融合
マセラティの日本総代理店コーンズは、マセラティ究極のフラッグシップスポーツカー「マセラティ クアトロポルテ スポーツGT S」を発表する。同車は、今年9月のフランクフルトモーターショーでワールドプレミアを飾り、日本上陸が待ち望まれていた。
新型「マセラティ クアトロポルテ スポーツGT S」のダイナミックなドライビングテイストは、シングルレートダンパーと新たに採用した“レーシング”セッティングを施したパッシブ・ダンピング・サスペンション・システムにより実現した。固めのサスペンションスプリングとダンパーにより、車高がフロント10ミリ、リヤ25ミリ低下。6速オートマチックトランスミッションの採用と低重心化、サスペンションシステムの高剛性化に伴い、挙動変化時におけるロールとピッチが大きく低減し、加速性能やスタビリティ、トラクションも向上。高速走行時のコーナリングと同様、日常的な運転においてもボディ全体の動きを制御し、敏捷性も大幅に改良されている。この結果、あたかもクーペを運転しているかのようなドライビングフィールを提供する。
ブレンボと共同開発!独自のブレーキシステム
さらに「マセラティ クアトロポルテ スポーツGT S」が誇るもう一つの最新技術が、ブレンボと共同開発をした独自のブレーキシステム。1ピース、6ピストンのアルミ製フロントブレーキキャリパーと、ロードカーに初搭載される革新的なデュアルキャストディスクにより、クラス最高のブレーキ性能を誇る。
デュアルキャストディスクは今までのスチール製のブレーキディスクとは違い、ディスクフランジ部にアルミを採用し20%の軽量化を達成。これにより全体の重量を今までと同等に抑えつつ、ディスク径を330mmから360mmにまで拡大し、制動距離を大幅に減少。また、高温時でもディスク表面は変化することなく優れたブレーキ性能を維持する。
加えて、ピレリとの共同開発による、構造とコンパウンドを変更した新型専用タイヤ(フロント:245/35-R20、リヤ:295/30-R20)を装着。この結果、リヤタイヤの接地面積が増え、V8、401馬力のパワーをより効果的に路面へ伝えるとともに、最上級のハンドリングとドライビングプレジャーが保証される。
同時に、燃費性能も「クアトロポルテ デュオセレクト」と比較して9%の向上(市街地走行除く)を達成している。
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スポーツマインドを強調した内外装
エクステリアは、マセラティのスポーツマインドを象徴するフロントのブラッククローム・メッシュ・グリルをはじめ、ウインドウ・フレームや4本出しのエキゾーストパイプもダーククロームに塗装され、ドアハンドルはボディと同色。そして、7本スポークの20インチのダーククローム・アルミホイールも標準装備される。
インテリアには、カーボンファイバーとアルミ素材を多用し、その力強いスポーツマインドを反映したマセラティの最新のフラッグシップカーとして、細部に至るまで厳選された仕上がりを実現した。
フロントシートは座面と背もたれを改良し、スポーツ走行時にも上半身と両足をしっかりとホールドしてくれるスポーツシートを採用。同時に乗り心地も向上している。
シート中央部やドアパネル、ステアリングホイールに使われるのは、マセラティ伝統のポルトローナ・フラウ製のレザーとアルカンタラの組み合わせ。ベージュ、パールベージュ、グリージョ、ネロ、ブル・トロフェオのアルカンタラ5色とレザーを好みに合わせて、カスタマイズすることが可能。
車両本体価格は、1595万円(税込)で、デリバリーは2008年春頃より開始の予定。
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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5060×1895×1430mm
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車両重量[kg]
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2050kg(サンルーフなし)/2070kg(サンルーフあり)
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総排気量[cc]
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4244cc
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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401ps(295kw)/7100rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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45.0kg-m(442N・m)/4250rpm
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ミッション
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6速AT
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定員[人]
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5人
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税込価格[万円]
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1595万円
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