2008年度のリース販売開始を目指す
マツダは、10月24日から(一般公開日は10月27日から)11月11日まで千葉県千葉市の幕張メッセにて開催される「第40回東京モーターショー2007」に、水素でもガソリンでも走行できる、新型「プレマシーハイドロジェンREハイブリッド」を出品する。航続距離、走行性能、パッケージングなど実用性能を大幅に向上させたモデルで、2008年度のリース販売開始を目指している。
新型「プレマシーハイドロジェンREハイブリッド」は、「マツダRX-8ハイドロジェンRE」に比べ、駆動ユニットの出力を約40%高め、加速性能の大幅な向上を図るとともに、水素使用時の航続距離をおよそ2倍の約200kmとした。同時に、5名の乗車定員と荷室容量の拡大を実現している。水素ロータリーエンジンは、従来の縦置きから横置きに変更。吸排気抵抗の軽減や燃焼改善を行い、幅広い領域で高出力を実現した。水素ロータリーにマッチしたハイブリッドシステムは、水素の燃焼エネルギーを高効率に電気エネルギーに変換し、モーターを駆動するものである。電気駆動技術の進歩により、高いエネルギー効率と優れたレスポンスを実現し、低燃費でありながらアクセルを踏むとエンジンとモーターが同期したダイレクト感のある力強い走りが可能だ。
また、内装にはマツダが開発した、植物由来の「バイオテックマテリアル」を内装プラスチックやシート表皮に採用し、実用化を目指した研究を進めている。