スズキが思い描く2030年のモビリティ「スズキ PIXY」&「SSC(スズキ・シェアリング・コーチ)」(参考出品)

人にやさしい“SUSTAINABLE MOBILITY(サスティナブルモビリティ)”

 07年5月、経済産業省から発表された「次世代自動車・燃料イニシアティブ」で掲げられた「世界一やさしいクルマ社会」構想。これに沿うかたちで、スズキが提唱する2030年のモビリティの姿を現したのが、「スズキ PIXY」&「SSC(スズキ・シェアリング・コーチ)」だ。
 個人移動のモビリティ(PIXY)と、シェアリング(共同使用)システムの軽自動車型移動ユニット(SSC)から構成され、人にやさしい“SUSTAINABLE MOBILITY(サスティナブルモビリティ)”という新しい乗り物の概念を表現した。

「スズキ PIXY」(参考出品)
「スズキ PIXY」(参考出品)
「スズキ PIXY」(参考出品)

1人乗りの低速移動ツール『PIXY』

 PIXYは1人乗りの低速移動ツールだ。人が歩く程度のスピードで動くことを想定している。「SSC」などの移動ユニットと合体・接続して、自動車として移動することも可能となっている。
 急速充電可能な蓄電器「キャパシタ」を搭載するモーター駆動で、もちろん排ガスは出さない。したがって、屋内外を問わず移動することが可能である。
 パソコンのマウスのように直感的に動かせる操作系を持ち、誰でも簡単に動かすことが出来るという。また、衝突防止センサーや超広角リアビューカメラで接触の危険性を軽減。さらに、ソフトな衝撃吸収素材をボディに持ち、万が一に備える。

 エクステリアは、街中や人混みでも威圧感を与えない卵型フォルム。大型フロントウィンドウは、オープン・クローズそれぞれの状態で走行することが可能となっている。なお車体には植物由来のポリウレタンを採用することで、製造工程におけるCO2軽減も掲げる。

車名
スズキ PIXY(ピクシー)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
1300x875x1500mm
ホイールベース[mm]
787mm
乗車定員[人]
1人
パワーユニット
モーター(交流同期電動機)
駆動方式
後2輪直接駆動

「PIXY」が直接乗り込む軽自動車型移動ユニット『SSC』

 1人乗りの低速移動ツール「PIXY」が直接乗り込み合体・接続することで、自動車として移動することを可能とする軽自動車型移動ユニットが「SSC(スズキ・シェアリング・コーチ)」だ。
 その名の通り、共同使用(シェアリング)を前提として設計されている。

 動力は燃料電池システム。補助エネルギーとしてルーフと窓に太陽電池パネルを搭載。環境に優しい性能を誇る。充電された電力はSSCのみならず、PIXYへの急速充電出来る。
 大気中のNOXを分解する浄化作用を持った車体外板パネルには、植物由来樹脂を使用。汚れが付きにくい酸化チタンを含むボディコートを採用する。

 さらに、SSC以外にも1人乗りスポーツカーユニット「SSF」やボートユニット「SSJ」など、生活のシーンによって様々なユニットが想定されているのも楽しい。

「スズキ SSC(スズキ・シェアリング・コーチ)」(参考出品)
「スズキ SSC(スズキ・シェアリング・コーチ)」(参考出品)
「スズキ SSF」(参考出品)
1人乗りスポーツカーユニット「SSF」
「スズキ SSJ」(参考出品)
コチラはボートユニット「SSJ」。「PIXY」を載せ稼動する。
「スズキ PIXY」(参考出品)
車名
スズキ SSC(スズキ・シェアリング・コーチ)
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
3395x1475x1880mm
ホイールベース[mm]
2620mm
パワーユニット
燃料電池+モーター(交流同期電動機)
駆動方式
後3輪インホイール駆動
乗車定員[人]
2人(※PIXY 2台)

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