アウディ TTロードスター 走り

エレガントなルックスとスポーティな走りを両立!

アウディ TTロードスター エクステリア

 ユニークなデザインのアウディTTがフルモデルチェンジして、新しいTTに生まれ変わった。そしてソフトトップのロードスターがTTのラインナップに加わった。
 ソフトトップはスイッチひとつで電動により素早く開閉できる。ソフトトップのメリットはそのエレガントな佇まいと開閉時間の短さだ。ここがリトラクタブルメタルトップとの大きな違い。ソフトトップとはいっても閉めたときの室内の質感は高い。ソフトトップのフレームは見えないし、内張りは手触りの良いメッシュだからだ。
 オープンにできるロードスターだからといってボディ剛性が弱いということはない。走っていてブルブルする感じはほとんどない。オープンだとしても走りを犠牲にしていないのが嬉しい。実際にハンドリング性能をチェックしてみると、コーナリンググリップが高いだけでなく、コーナーへのターンインのときにハンドル操作に従って素直にノーズがインに向いてくれるところが気持ちよい。

アウディ TTロードスター フロントビュー
アウディ TTロードスター リヤビュー
アウディ TTロードスター エンジン
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ダイレクトなドライブフィールが魅力!

アウディ TTロードスター インテリア
アウディ TTロードスター シート
アウディ TTロードスター ラゲッジ

アウディ TTロードスター 走り

 ハンドルは3本スポークだが円形ではなく、下側が平らになっているからドライビングポジションを取ったときに膝付近に余裕ができる。9時と3時の位置にはスポークに親指を乗せる窪みがあり、スポーティ度は満点だ。
高速走行で室内に巻き込んでくる風が邪魔な場合にはウインドディフレクターを使えばいい。これも電動だからスイッチひとつでドライバーとパッセンジャーの背後にせり上がってくる。
 試乗したのはTTロードスター2.0TFSIというFFだ。エンジンは直列4気筒2リッターにインタークーラー付きターボチャージャーを備え、147kW/5100〜6000rpm、280Nm/1800〜5000rpmというパワーとトルクを誇る。アクセルペダルに対するレスポンスがよく、踏み始めから加速してくれる感じでターボとは思えない軽快感がある。これにツインクラッチのSトロニックが組み合わされ、シフトのつなぎ目のない、そしてダイレクトなドライブフィールを楽しめる。
持つ喜びだけでなく運転を楽しめる1台だ。

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代表グレード
2.0TFSI
ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
4180×1840×1365mm
車両重量[kg]
1410kg
総排気量[cc]
1984cc
最高出力[ps(kw)/rpm]
200ps(147kw)/5100〜6000rpm
最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
28.5kg・m(280N・m)/1800〜5000rpm
ミッション
6速AT
10・15モード燃焼[km/l]
12.0km/l
定員[人]
2人
税込価格[万円]
479.0万円
発売日
2007/6/13
レポート
菰田潔
写真
佐藤靖彦