日産「X-TRAIL FCV」2005年モデル

「ニッサン童話と絵本のグランプリ」作品展を軽井沢絵本の森美術館で開催

 日産は、8月20日(月)から26日(日)に開催される「軽井沢八月祭」に協賛し、同社の燃料電池車「X-TRAIL FCV」2005年モデル4台を演奏者の送迎や環境教育用に提供すると発表した。

 「軽井沢八月祭」は、財団法人ソニー音楽芸術振興会が中心となって組織される実行委員会によって運営される、音楽祭を中心とした文化芸術の祭典。軽井沢大賀ホールを中心に、軽井沢の主要施設でリサイタルや文化芸術、環境関連催事が同時開催されるとのこと。同時期には多くの観光客が軽井沢に集まるため、同実行委員会が目指す「環境に配慮した運営」と、「人とクルマと自然の共生」を目指して中期環境行動計画「ニッサングリーンプログラム2010」を推進する日産の思いが一致したことから、今回日産の燃料電池車「X-TRAIL FCV」を同祭に提供し、運営に協力することとなったとのこと。

 会期中は、4台の燃料電池車「X-TRAIL FCV」が演奏者の送迎を行う。期間中の水素充填のため、日産では水素ステーションを大陽日酸(株)の協力を得て現地に設置するとのこと。また、8月22日、24日に、軽井沢町の三つの小学校にて、燃料電池車を活用した環境に関する出張授業も行われる予定。

 さらに、夏休み期間の8月1日(水)から26日(日)まで、軽井沢八月祭のイベントの一つとして、ムーゼの森軽井沢絵本の森美術館にて、「ニッサン童話と絵本のグランプリ」作品展が行われる。同社が1984年にスタートした社会貢献活動の同グランプリから生み出された2つの優秀な作品、第22回絵本大賞「ハルとカミナリ」のパネル展示と第23回絵本大賞「スイカぼうず」の原画が展示される。日産では、同グランプリの第24回作品募集を10月31日(水)まで行っており、会場では募集要項が配布されるほか、過去の優秀な出版作品を閲読用に展示するとのこと。