ゆとりある室内空間は快適性も抜群
ボディサイズが拡大されたことで室内空間は大きく広がっている。特に横方向の余裕が大きくなって適度なカップルディスタンスが確保されるようになった。またホイールベースの延長によってぎりぎりといった感じだった後席も足元に少し余裕が生まれている。
ただ、後席のヘッドクリアランスはもっと余裕が欲しいところだし、ボディが拡大された割にはアクセルペダルとホイールハウスがわずかに干渉するなど、右ハンドル車のレイアウトに多少の不満が残る。
シンプルながらスポーティな雰囲気のインテリア
インテリア回りのデザインはコンパクトカーらしいシンプルなものだが、3連のホワイトメーターなどスポーティな雰囲気を備えている。シートは今回の試乗車がシエロとGTだったこともあり、両方とも白いステッチの入ったレザー/ファブリックのコンビネーションシートが装備されていた。ベースグレードの207では黒のファブリックシートとなる。
シートリフターやダイヤル式のリクライニング機構、チルト&テレスコピック機構などが用意されており、どんなユーザーにも最適のドライビングポジションがとれるようになっている。
目新しい装備としては、パフュームディフューザーがある。シエロとGTに装備されるもので、これに香水を詰めておくと、エアコンの吹き出し口から好みの香水の香りが漂う仕組みだ。