三菱「ランサーワゴン セルフトランスポート仕様車」

「ランサーワゴン セルフトランスポート仕様車」など「ハーティーライン」シリーズ計4台を出展!

 三菱は、4月12日(木)から14日(土)までインテックス大阪で開催させる西日本最大規模の総合福祉展「バリアフリー2007」に、「ランサーワゴン セルフトランスポート仕様車」など同社の福祉車両「ハーティーライン」シリーズを出展すると発表した。

 三菱は、クルマを使って移動する便利さ・快適さをより多くの人に届けたいという考えのもと、1991年より福祉車両「ハーティーライン」シリーズの販売を開始。現在、車いす仕様、乗降補助仕様、運転補助仕様など、乗る人にあわせた様々な車種・タイプがラインアップされている。また、常設展示場として「三菱バリアフリーラウンジ多摩」「三菱バリアフリーラウンジ大阪」を設けているほか、各地での福祉展示会へ積極的に出展しているとのこと。

 今回「バリアフリー2007」に出展されるのは、「ランサーワゴン セルフトランスポート仕様車」、「タウンボックス 車いす仕様車(ニールダウン式)」、「ミニキャブ 車いす仕様車(テールゲートリフト式)」、「eKワゴン 助手席ムービングシート仕様車」の合計4台。

 セルフトランスポート仕様車では、車いす収納装置やバリアフリーシートにより、車いすを利用する人が自身でクルマを運転できるようサポート。「ランサーワゴン」同仕様車では、右リヤドアのスライド開閉から車いすの折りたたみ及び後席スペースへの収納までをリモコン操作できる車いす収納装置が後席に装備されている。また、運転席には、電動リクライニング、前後電動スライド、中折れ式シートバックなど、運転中の姿勢を安定させる機能を備えたバリアフリーシートを設定。車いすから運転席への乗り降りをサポートする可倒式サイドサポートも装備されている。

 車いす仕様車では、車いすに乗ったままでの車内への乗り降りを可能としている。ニールダウン式は、車両後部に収納された折りたたみ式のスロープを引き出して乗り降りするタイプで、テールゲートを開けリヤバンパーを開くと自動的に車両後部が下がり、地上高が低下するニールダウン機構によりスロープの勾配がゆるやかになり車いすでの乗降を容易にするというもの。また、テールゲートリフト式は、車両後部に収納された電動リフトを使って乗り降りするタイプで、昇降能力200kgのパワフルなリフトをリモコンスイッチにて操作することが可能。リフトは折りたたみ式の採用により走行時の後方視界が確保されている。

 助手席ムービングシート仕様車では、助手席シートがスイッチ操作により電動で回転し、さらに車外へスライドダウンすることにより、シートと地面との距離を縮め乗り降りを容易にしている。