スズキ インド3子会社の新工場開所式を実施

自動車組立、エンジン組立、二輪車組立の3工場

 スズキは、2月6日、インドのハリアナ州マネサールにおいて、自動車生産・販売子会社「マルチ・ウドヨグ社」、エンジン製造子会社「スズキ・パワートレイン・インディア社」および二輪車生産・販売子会社「スズキ・モーターサイクル・インディア社」3社の新工場の開所式を実施した。

スズキ インド3子会社の新工場開所式を実施

 3社の新工場での生産がそれぞれ軌道に乗ったことを機会に、ブピンダー・シン・フッダ・ハリアナ州首相、榎泰邦インド国駐箚特命全権大使ほかの来賓を迎え、スズキの鈴木修会長、マルチのカッタール社長らが出席し、マネサール工場にて開所式が行われたとのこと。

マルチ・ウドヨグ社(マネサール新工場)

 マルチ・ウドヨグ社は、成長を続けるインド市場に対応し、生産規模の拡大を図るため2004年9月に建設を決定。マネサール新工場は当初年10万台の生産を予定し、2009年度には年30万台を生産する計画であるとのこと。また、マネサール新工場の稼動により、マルチは現在の年間生産能力63万台が、2009年度には96万台に拡大するとともに、今後新機種をタイムリーに投入していく計画だという。

スズキ・パワートレイン・インディア社(マネサール新工場)

 スズキ・パワートレイン・インディア社は、マルチのマネサール新工場に隣接する敷地に自動車のエンジン生産工場をマルチとは別会社として設立。イタリア・フィアットオート社からのライセンス供与を受け、インド市場で全体の3割を占めるディーゼルエンジンの生産を行うとのこと。当初年10万基のディーゼルエンジンの生産が計画されている。

スズキ・モーターサイクル・インディア社(グルガオン新工場)

 スズキ・モーターサイクル・インディア社は、750万台に達する規模に成長したインドの二輪車市場での拡販を図るべく、2006年3月よりグルガオンの新工場にて稼動開始。現在125ccの二輪車2仕様を生産しているとのこと。