【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】三菱レオ

1959年に日本初の軽自動車として発売された「三菱レオ」(三菱自動車所有)

合言葉は「ニューイヤーで」会いましょう!

 旧車好きの中で合言葉のようになっている「ニューイヤーで」というキーワードがある。この「ニューイヤー」というのは、別に新年や来年という意味ではなくて、1月末に東京お台場で行われるクラシックカーの祭典「ニューイヤーミーティング」のことである。

 「ニューイヤーミーティング」は、日本国内で行われる旧車イベントでは最大級の規模になるもので、日本クラシックカー協会の主催により開催される。
 このようなイベントは、決して簡単に開催されている訳ではない。大都会の中心で開催できる広い会場の確保することは非常に大変なことであるし、来場者や周辺環境への配慮など様々な問題が山積みになるからだ。
 それでも、北は北海道から南は九州福岡からの参加エントリーがあった。年に一度のイベントを七夕のように遠方の仲間との短い時間の再会を楽しみにしている人が大勢いるのである。

【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】ロータスヨーロッパ
シンプルなスタイルで後のシリーズ2やスペシャルの元祖となるモデル 1966年式ロータスヨーロッパシリーズ1
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】日産スカイラインGT レース仕様(ハコスカ)
高橋国光選手のレース仕様を再現したスカイラインGT エンジンはL28改3リッター公認済みでナンバー取得されている。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】ポルシェ356Cロードスター
数多くのレプリカが製作されているほど人気の高いポルシェ356ロードスターだがこれは貴重な1964年式のオリジナルモデル

07年のテーマは「三菱車」!

 今回、2007年1月28日に開催された「ニューイヤーミーティング2007」では三菱自動車をテーマに掲げてコンクールデレガンスも開催され、それにあわせて三菱自動車の所有する貴重な歴代モデルの展示も行われた。
 新車ではなにかと不祥事が続いた三菱だが、それでもなお、多くの愛好家からメーカー担当者に激励の言葉が送られていたのが印象的だった。

【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1971年式 三菱 ギャランGTO
鮮やかなオレンジの1971年式三菱ギャランGTO1600MR。イメージリーダー的存在のMRは125PSを発生する。4G32型1600ツインカムサターンエンジン搭載モデルになる。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1970年式 三菱 ギャラン A�GS 
大型フォグランプやマッドガードなどで仕上げられた1970年式三菱ギャランA�GS。ラリーに強い現在のランサーエボリューションなどのルーツである。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1968年式 三菱 ミニカ
初代ミニカ360の後期型となる1968年式スーパーDX。後期モデルになると水冷エンジンに変更されている。ベンチコラムMTも新鮮な印象を受ける。

会場に集まった「旧車」を一挙にお届け!

 というワケで、長〜い能書きもそこそこにして。懐かしいあの名車から、えー見たことないー!な珍車(!?)まで、まずは一挙にご覧頂きましょう!

【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】トヨタ コロナマーク�
コロナの上級車種として登場したコロナマーク�の2代目モデル 18R-Gエンジン搭載の上級モデルのGSS ウルトラマンA(エース)でTACパンサーとして記憶している人も多い。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1979年式 ヒンドスタン アンバサダー
1979年式ヒンドスタンアンバサダーは、1959年まで生産されていたモーリスオックスフォードの ノックダウン生産モデル 現在ではCNGやLPGを燃料とする環境にやさしいモデルも販売されている。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1968年式 スバル360
「てんとう虫」の愛称でおなじみの1968年式スバル360スーパーDX 明るいグリーンが愛らしい1台 オーナーの年齢層も幅広く若い世代から年輩の方々まで様々だ。新車から乗り続ける愛好家なども多い。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1965年式 フォードマスタング
1965年式フォードマスタング フェンダーに備えつけられたディーラーミラーが歴史を感じさせる。ナンバープレートも新車時からのまま大事に乗りつづけている。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1975年式 ホンダ シビック1200RS
1975年式ホンダシビック1200RS(ロードセイリング) 初代モデルはオイルショックや排気ガス規制など逆風の時代に新開発CVCCエンジンの高い環境性能により世界中に売れた。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1950年式 VWビートル タイプ1
1950年式VWタイプ�コンバーチブル スタイルから愛称は、ビートル(かぶと虫)と呼ばれるモデル デビューは1938年に登場し、2003年までに2100万台ものモデルが生産された。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1971年式 スズキ フロンテ71
スズキ フロンテ71 GT-W 名前の71は登場した年を表わしている。1971年式という年式ながら当時としては新しいスクエアなデザインが特徴のモデル。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】日産フェアレディZ S30系
ノーマルで現存する台数も少なくなってきたS30系日産フェアレディZ クーペのボディラインながらも2by2という実用的なモデル 2シーターよりも貴重な存在だ。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】トヨタスポーツ800(ヨタハチ)
「ヨタハチ」という愛称でしたしまれているトヨタスポーツ800 丸いボディが愛らしい1台だ。オリジナルの雰囲気を損なわずに車高やアルミホイールで仕上げられている。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1970年式 いすゞベレット1600GT-R
1970年式いすゞベレット1600GT-R 派手なカラーリングに思われるがオリジナルである。砲弾型のフェンダーミラーはベレGミラーの愛称でもおなじみ。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1972年式 アルファロメオ1300ジュニアコルサ
人気の高いジュリアシリーズをベースに派手にモデファイされた1972年式アルファロメオGTA1300Jrコルサ このコルサとは、イタリア語でレースなどを意味する。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1970年式 マツダ コスモスポーツ
1970年式マツダコスモスポーツ 美しいデザインのボディは今でも新鮮な印象を受ける。帰ってきたウルトラマンではMATカーとしても登場した。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】トヨタ ハイエース 40系
2代目モデルとなる40系ハイエース 0系新幹線にも似ていることから新幹線ハイエースとも呼ばれる。バンではなく、貴重な10人乗りのワゴンになる。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】73年式 ホンダZ360
リヤゲートの形状から水中目メガネの愛称で有名な1973年式ホンダZ360。後期モデルになるとセンターピラーレスのハードトップボディとなる。
【2007 ニューイヤーミーティング(NYM)】1964年式 日産 セドリック2800スペシャル
北海道からのエントリーになる1964年式日産セドリック2800スペシャル。貴重な新車時からのナンバープレートが誇らしげだ。コンクールコンディションを維持している。

 次ページ以降も、東京・有明の会場に集結した旧車を徹底的にご紹介していきますよ!

written by ダーワ教授

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