F1のタイヤが遂に「ブリヂストン」ワンメイクに!
ブリヂストンは1月29日、2007年度のモータースポーツサポート計画について発表した。
話題はやはりF1から始まった。2006年はF1への本格参戦10年目。通算勝利数104勝をマークしている。そしていよいよ2007年からは、F1で単独サプライヤーとして全11チーム22台へ「ポテンザレーシングタイヤ」を供給することをあらためて発表した。会見でブリヂストン荒川社長は「06年、Mシューマッハは(シリーズ優勝をギリギリで逃してしまい)残念でした。しかしBS勢の後半の追い上げがすばらしかった。」と話す。
また、2輪「FIM ロードレース世界選手権」Moto GPクラスが日本GPで優勝し、地元3連覇を達成するなどの好成績を残したり、国内「SUPER GT」GT500クラスでBSを履く脇坂/ロッテラー組がシリーズチャンプを獲得するなど、荒川社長は「2006年は当社にとっても深く心に残る1年となった」と語った。
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主な供給先【4輪カテゴリー】
・ワンメイク・単独サプライヤー(全11チーム22台)
■「GP2 Series」(全21レース)
・単独サプライヤー
■「IRL(INDY RACING LEAGUE)」(全17戦)
・単独サプライヤー(※ファイアストンブランド)
■「CHAMP CAR WORLD SERIES」(全15戦)
・単独サプライヤー
■国内「全日本選手権フォーミュラ・ニッポン」(全9戦)
・単独サプライヤー
■国内「SUPER GT選手権」GT500クラス(全9戦)
・有力チームに供給
(※2006年度はランキング上位8台を装着車が独占)
この他、全日本ジムカーナ選手権、全日本ダートトライアル選手権、全日本ラリー選手権、全日本カート選手権などのレースもサポート予定
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2006年、ブリヂストンからタイヤ供給を受けモータースポーツ界で活躍したレーサー・監督たちを表彰する催しが併せて行なわれた
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「タイヤセーフティ」でFIAワールドプライズを受賞したブリヂストン
「タイヤにとって最も重要なことは安全」という理念からブリヂストンでは「タイヤセーフティ」活動を実施している。そんな中、FIA(国際自動車連盟)寄付で設立された「FIA Foundation」(国際自動車連盟基金)などと共同でグローバル交通安全キャンペーン「Think Before You Drive」を2005年5月よりスタートした。
F1を始めとしたイベント会場でレーサーなどの協力を得ながら交通安全冊子とタイヤゲージ(タイヤの空気圧や溝を測る測定器)を無料配布するほか、安全に関する啓蒙活動を世界73ヶ国で展開している。そのグローバルな活動が評価され、企業としては初めてFIAワールドプライズを受賞。会場ではその記念トロフィーが展示されていた(下写真)。
( レポート/写真:CORISM編集部 )