安全運転とビジネス効率の向上をサポート

 ホンダは、インターナビを活用した企業向け「internaviBiz(インターナビ・ビズ)」を開発、2007年1月より運用・販売を開始すると発表した。

 「internaviBiz」は、「インターナビ・プレミアムクラブ」対応のHondaHDDナビゲーションを装着した業務車両と、インターナビ情報センターおよび、顧客の事業所パソコンの3ヶ所を通信で結ぶシステム。専用の機器は必要とせず、ホンダ独自のインターナビ・フローティングカーシステムを応用し、危険な運転をした際のドライバーへの警告および管理者への報告を行うことで、安全運転とビジネス効率の向上をサポートするという。

 具体的には、危険な運転行動(速度超過や急な加減速)を検出すると、ドライバーにナビ画面で警告するほか、管理者のパソコンへもメールで報告。車両から通知される走行データをもとに、危険な運転を行った場所の地図や、速度と加速度のグラフをブラウザ画面に表示する。ドライバーに安全運転を意識させるだけでなく、走行軌跡の確認や実際の交通の流れ(フローティングカーで収集した平均車速)と走行速度の比較により、管理者からドライバーへの具体的な安全運転指導に役立てることができる。

ドライバーへのナビ画面での警告(イメージ)
ドライバーへのナビ画面での警告(イメージ)
報告メール(イメージ)
報告メール(イメージ)
危険な運転を行った場所の閲覧(イメージ)
危険な運転を行った場所の閲覧(イメージ)
 

 また、渋滞予測情報とフローティングカーシステムを活用することで、刻々と変化する渋滞状況に対応した最適ルートの案内を行うため、移動時間の短縮と燃費の向上によるCO2削減に貢献する。そのほか、ルート上でおよそ10分先の集中豪雨が予想される区間を地図上に表示するインターナビウェザー「豪雨予測情報」や、空車状況の車両のサイズなどの条件にあう駐車場だけを画面表示する駐車場セレクト機能など、多彩な機能で運転を支援するなど、ビジネス効率の向上にもつながる。