オーテックジャパン創立20周年記念「湘南里帰りミーティング」開催！

祝20周年！「Autech Owners Group 湘南里帰りミーティング」

　「Rider」シリーズや福祉車両「ライフケアビークル」など、日産の各種特装車を手がける株式会社オーテックジャパンが10月7日(土)、同社創立20周年を記念してオーナーズミーティングを開催した。場所は、同社本拠地の湘南・茅ヶ崎にも程近い神奈川県の大磯。この地から全国のオーナーの元に旅立ったオーテック車が再び一堂に集まることから「湘南里帰りミーティング」と名付けられたのだ。
　台風一過の素晴らしい秋晴れの下、全国各地から186台413名(公式発表による)もの参加者(車)が集まる盛況ぶり。イベントではお宝満載の大抽選会やチャリティーオークション、さらには2006AUTECHレースクイーン『実 はる那』チャンやニスモチーム「モチュール オーテックZ」飯島 嘉隆監督も登場するなど、盛り沢山の内容となった。
　会場では車種毎にクルマが集合駐車するかたちとなり、ステージイベントの終わった午後を過ぎてもそこかしこで各車ファンによるオフ会などが開催されるなど、終日盛り上がりを見せていた。

イベントを記念して、GT選手権のマシンGT500「フェアレディZ」「スカイラインGT-R」がゲスト出演！

軽初となる新型オッティの「Rider(ライダー)」、通称『ミニグランド』がデビュー早々にお披露目され注目を集めていた。

会場となった大磯ロングビーチ駐車場には実に186台ものオーテック車が集まった！

2006年AUTECHレースクイーン『実 はる那』チャンも特別参加っ！

当日は10月とは思えないくらいの暑さ＆快晴に恵まれた！

GTカーのエンジン開発、実はオーテックジャパンが手がけているのだ。

オーテックジャパン 片桐 隆夫社長は、20周年を期に今後このようなオーテックファンとの関係を保てるイベントを定期的に開催したいと語った。

ニスモチーム「モチュール オーテックZ」監督、飯島 嘉隆氏も、次の第8戦オートポリス(10/15)に向け多忙な中イベント会場に駆けつけてくれた。

軽快なトークが弾む司会の『五所川原☆ねぶ太』サン、実はオーテックジャパン 統合マーケティング部のマネージャーという『偉い』方なのですぞ！

20年の歴史を彩るオーテック車、一挙公開！

　1986年9月17日、あの歴代スカイライン開発責任者として有名な櫻井 眞一郎氏を初代社長として創立された株式会社オーテックジャパン。ユーザーニーズの多様化という時代背景のもと、大会社「日産」とは異なり小回りのきく独立した特装専門会社としてスタートした。
　昭和62年のラルゴ「ウミボウズ」、「セドリック/グロリア ロイヤルリムジン」を皮切りに、イタリアのカロッツェリア「ザガート社」と手を組んで生まれた「オーテック・ザガート ステルビオ」、「S13シルビア コンバーチブル」など数多くのモデルを世に送り出してきた。近年ではミニバン・コンパクトカーに用意される「Rider」シリーズが定番商品として特に人気を集めている。
　そんなオーテックの歴史を会場に集まった車両を中心にイッキに振り返ってみよう。

平成元年に登場した「オーテックザガート ステルビオ。イタリア『ザガート』社と共同制作されたものだ。写真は希少なブラック色。

「R31スカイラインGTS オーテックバージョン」は昭和63年に200台限定で登場した。

4ドアのGT-Rを目指した「R32スカイライン オーテックバージョン」は専用チューンの2.6リッターNAエンジンを積む。

外観はフルエアロ、室内は英国コノリー社製レザーが奢られている豪華な『セフィーロ オーテックバージョン』は、現在の『AXIS(アクシス)』シリーズの元祖的存在だ。

デートカーとして大人気だったシルビアをベースにした『S13シルビア コンバーチブル』。車体重量が増えたため1.8ターボエンジンを搭載しパワー不足に対応している。

スカイラインGT-R用RB26DETTエンジンが搭載された究極のワゴン「ステージア260RS」。新車当時440万円(税抜き)で売られていた。

平成10年登場の『R33スカイライン GT-Rオーテックバージョン 40thANNIVERSARY』。日産製では用意されなかった4ドアのGT-Rだ。写真のモデルはR34GT-R用ホイールに変更されている。

大型リアスポイラーが目印の『P10プリメーラ オーテックバージョン』は平成6年登場。専用チューンのSR20DEが搭載される通好みのマシンは当時のツーリングカーレースを彷彿とさせる。

平成8年登場、『パルサーセリエ オーテックバージョン』。ド派手なエアロにスポーツサス、専用チューンSR20DEなどが組み合わされる。写真のモデルのホイールはノンオリジナル。

見事抽選に当たり、レースクイーン『実 はる那』チャンとの記念写真をGETしたS15シルビアオーナーの「Oh！テック」サン♪

愛車のS15シルビア オーテックバージョンも5万キロを超してなお快調そのもの。7500rpmまで伸びやかに回る専用チューンのNAエンジンが気持ち良いとのこと。

こちらは同じシルビアでも複雑な構造のヴァリアブル メタルルーフを搭載しクーペとコンバーチブルのイイトコ取りを実現した『S15シルビア バリエッタ』。

丸目4灯が個性的な『アベニールサリュー エアロエクスプレス』。NAのサリューGとサリューG GTターボ2グレードに用意されていた。

新旧プレサージュの『Rider(ライダー)』。当日来場した車両の場合、市販仕様からさらにドレスアップを楽しまれている個体も多かった。

平成10年登場の『ティーノ エアロスポーツ』。前後のでっかいスポイラーが、ちょっと寸づまり気味なティーノのフォルムに絶妙なバランスを与えている。

最高出力200psを誇る『パルサーセリエ　VZ-R　N1』。当時、シビックタイプRに唯一対抗できるホットハッチだった。

『セレナ キタキツネ』。アウトドア仕様のセレナだ。後期型のモデルに標準装着されるナビ画面は、なんとキタキツネがナビゲートしてくれるって知ってた！？

気合いの入った『プレサージュ Rider』。写真の個体はなんとニスモパーツで仕上げられたコンプリートモデル！　日産への深い愛が感じられます！

リバティとラフェスタ、『Rider』2世代競演！

SUVのエアロバージョンも多数製作されている。写真は『エクストレイル Rider』。

アイボリー色の本革シートがオトナなムード満点！『ティアナ AXIS(アクシス)』。

筆者も実車を見るのは初めてかも。キュートでPOPな『マーチ P-Ride』！　オーナーのカツミサンいわく、日本で1台の超希少車なのだとか。

チューンドマーチ『マーチ12SR』の大軍団！　SRのSは「Sports(スポーツテイスト)」、Rは「Revolution(高回転エンジン)」を意味するんです。

一見普通のスカイラインクーペ？　実は「ドライビングヘルパー」仕様。手動運転装置「ドライブギア」で車椅子ユーザーでも手動操作で運転を楽しむことが出来るのだ。

そのカッコよさにドキドキしてしまった『ステージア AXIS』。この渋〜い外観とゴージャスな専用本革内装のギャップもまたGOOD！

穏健なファミリーイメージの強いセレナもメッキグリルが光る『Rider』仕様ならオトコ臭い魅力的なモデルに大変身！

新旧モデルが20台ほど集合！　もともとド迫力マスクのエルグランドが『エルグランド Rider』ならそのイカツさ200％増しなのだ！

グレーに塗り分けられたフェンダーとメッキグリルが個性的な『キューブ Trabis』。オシャレな白シート内装も素敵♪

キリリと凛々しい『ノート Rider』。エアロやメッキグリルが加わるだけでグッと車格感が増すのだから驚く。

タン色の本革シート＆木目パネルがオトナっぽさ満点な小さな高級車『ティーダ AXIS』。品の良さが自慢です。

現在の主力商品、福祉車両の「ライフケアビークル」と「Rider」。デビュー仕立ての新型オッティにももちろん用意される。

チャリティ番組「24時間テレビ」でもお馴染み、車椅子を載せられる福祉車両もオーテックジャパンで造られている。

一時はセレナの1割以上がライダーだったとか。この車両はライダー仕様のライフケアビークル！

( 写真/レポート：CORISM編集部　徳田 透 )

オーテックジャパン オフィシャルサイト

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