アウディのパリサロンでの注目車は、紛れもなくR8だ。3年前に発表されたルマン・クアトロ・コンセプトのプロダクションモデルといえるもので、独特なアルミスペースフレームのリヤコンパートメントに、エンジンをミッドマウントさせたスーパースポーツである。ただしエンジンは、コンセプトモデルとは異なり、ランボルギーニのガヤルドに搭載されているV10ユニットをベーストするものではなく、今回搭載されたのは、420psのV8FSI。V10エンジンは、今後導入されることも予想されている。まさにTTクーペの兄貴分的な存在だ。