伝統的なスタイリングを継承した最新オープンモデル
フィアット オート ジャパンは、アルファ ロメオの最新2シーター・オープンスポーツ ニュー・アルファ スパイダーを、10月14日より全国のアルファ ロメオ正規ディーラーを通じて開始する。
アルファ ロメオのオープンモデルは、1950年代のジュリエッタ スパイダー、60年代のデュエット スパイダー、そして90年代のアルファ スパイダーと長い歴史がある。今回デビューするニュー・アルファ スパイダーには、アルファ ロメオが長い歴史を経て作り上げてきたオープンモデルの自然な進化というテーマとともに、運転する喜び、強くしなやかなエンジン、そして極上のスタイリングが受け継がれているという。
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今回販売開始されるのは、ニュー・アルファ スパイダー 2.2 JTS Progression(プログレッション)と、これにさまざまな上級装備を施したニュー・アルファ スパイダー 2.2 JTS Distinctive(ディスティンクティブ)、およびフルタイム4輪駆動「Q4」の左ハンドル仕様としたニュー・アルファ スパイダー 3.2 JTS Q4 Distinctiveの3車種。
エンジンは、アルファ ブレラやアルファ159と同様の新設計のガソリン直噴式JTSエンジンで、2.2 JTSの2車種には直列4気筒直噴JTSエンジンを、また3.2 JTS Q4にはV型6気筒直噴JTSエンジンを搭載している。これらのエンジンはオールアルミ製とし、従来型に比べ大幅な軽量化が達成されているとのこと。
また「ツインフェザー」と呼ばれる吸気と排気バルブのそれぞれに連続可変バルブタイミング機構を装備し、高出力・高トルクを実現しながらも、燃費とエミッションレベルを低減している。加えて、これらの新世代エンジンでは従来型とは異なり、タイミングチェーン駆動式カムシャフトが採用された。チェーンにはオートマティックチェーンテンショナーが組み込まれバルブトレインのメンテナンスフリーも実現している。さらにこれら2つのエンジンは、最新排ガス規制であるEuro4もクリアしているとのこと。
足回りでは、サスペンションシステムが刷新された。フロントには大きく改良が加えられたハイマウントアッパーアーム型ダブルウィッシュボーン式を採用。これはアルファ ブレラやアルファ159でも採用されているが、ニュー・アルファ スパイダーへの採用にあたって、ホイールジオメトリーの変更など専用のチューニングが施された。リアには、新型のハイマウント式アッパーアーム型マルチリンク式が採用されている。
また、3.2 JTS Q4 Distinctiveは、最新型トルセンCセンターディファレンシャルを採用したフルタイム4輪駆動としている。
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ニュー・アルファ スパイダーのスタイリングは、クーペモデルのアルファ ブレラをベースに、名門カロッツェリアのピニンファリーナとアルファ ロメオ・スタイルセンターによって開発されたとのこと。フロントエンド中央には、アルファ ロメオ伝統の「盾型」グリルがそびえ、これを頂点にボンネットラインがV字型に広がっている。そして、ショルダー部分とAピラーを強調したところで、ワイド感漂うフロントエンドが印象づけられている。
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そのほか、筋骨たくましいホイールアーチは、スポーティ感とともに優雅さや軽快さを象徴、リアエンドでは、細長い形状のテールランプユニットと4本のエグゾーストパイプがスポーティでダイナミックな印象を与えている。
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また、電動ソフトトップや、ジュリエッタ スパイダー譲りの丸みを帯びたリアショルダー部のデザインなど、ニュー・アルファ スパイダーではアルファ ロメオの歴史の中でも群を抜く“ロマンティック”な要素が採用されているとのこと。
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インテリアでは、アルファ ロメオが開発したスエードのような質感や、優れた通気性と耐久性を兼ね備えたAlfatexが採用されている。またオプションでチベットレザーシートや高密度のポルトローナ・フラウ社製レザーシートも選択可能。
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フルオート電動油圧式のソフトトップは、軽快さを演出しつつ車全体のデザインとも完璧にマッチしている。安全面に貢献する左右のリアロールバーは、スパイダーのシルエットと調和し、その後方にはそれぞれメタリックプレートが施された「こぶ」を配しアクセントとしている。
また、ソフトトップのリアウインドーには、曇り止めの熱線入りガラス製が新たに採用され、従来に比べて透過性や機能、耐久性が大幅に向上しているとのこと。
安全面では、コーナリング時の横滑りを制御し危険回避時のドライバー操作を補助するVDC(ビークル・ダイナミック・コントロール)、加速時などの駆動輪スリップを防ぎ適切な駆動力を確保するASR(アンチスリップ・レギュレーション)、シフトダウン時のエンジンブレーキトルクを制御し路面グリップが低い状況でも駆動輪のホイールロックを防ぐMSR(エンジンブレーキ・トルクコントロール)、緊急制動時に最大制動力を発揮するブレーキアシスト機構HBA(ハイドローリック・ブレーキアシスト)などさまざまな最新の安全装置が装備されている。
価格は、ニュー・アルファ スパイダー 2.2 JTS Progressionが459万円、ニュー・アルファ スパイダー 2.2 JTS Distinctiveが486万円、ニュー・アルファ スパイダー 3.2 JTS Q4 Distinctiveが607万円。
代表グレード
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3.2 JTS Q4 Distinctive
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ボディサイズ[mm](全長×全幅×全高)
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4,400mm×1,830mm×1,395mm
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車両重量[kg]
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1,830kg
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総排気量[cc]
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3,195cc
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最高出力[ps(kw)/rpm]
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260ps(191kw)/6,300rpm
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最大トルク[kg-m(N・m)/rpm]
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32.8kg-m(322N・m)/4,500rpm
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ミッション
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6速マニュアルトランスミッション
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定員[人]
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2人
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税込価格[万円]
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607万円
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発売日
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06/10/14
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写真
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フィアット オート ジャパン
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