ダイナカーゴ

( 写真はダイナカーゴ シングルキャブ 標準キャブ 標準デッキ フルジャストロー2.0t積 )

NOX・PMを10%低減で環境性能をアップさせた!

 トヨタは、ダイナならびにトヨエース2〜4t積系のディーゼルエンジン搭載車をマイナーチェンジし、ダイナは全国のトヨタ店(大阪地区は、大阪トヨペット)、トヨエースは全国のトヨペット店(大阪地区は、大阪トヨタ)を通じて、9月7日より発売を開始した。

 今回のマイナーチェンジでは、N04Cディーゼルエンジンを改良し、ディーゼル全車に搭載した。このエンジンは、インタークーラー付電子制御可変ノズル式ターボチャージャー、コモンレール式燃料噴射システムの採用、クールEGR(排出ガス再循環)システムの強化など、さらに進化したクリーンディーゼルシステムDPRを採用している。これにより、平成17年(新長期)排出ガス規制に対し、小型トラックで初めて、NOX(窒素酸化物)およびPM(粒子状物質)排出量を、それぞれ規制値よりさらに10%以上低減した「低排出ガス重量車」の認定を国土交通省より取得して、環境性能と走行性能を両立している。

 外観は、ラジエーターグリルを水平基調とし、力強い意匠に変更され、室内は、オートマチックトランスミッション車は、シフトレバーをインストルメントパネルに配置、マニュアルトランスミッション車は、シフトレバーを可倒式としている。また、パーキングブレーキレバーの位置を低めにし、可倒式とするなど、居住性向上や室内の移動性を高め、作業効率の向上を高めた。

 さらに、平成19年6月までに施行予定の新運転免許制度において、普通免許で運転可能な、最大積載量3t未満、車両総重量5t未満の車両の設定を拡大している。この車両は、頑強な接合フレームの新型シャシー(標準キャブ 2〜3t積車)を採用して積載性を高めたほか、コイル式独立懸架サスペンション(2WD 標準キャブ 2t積車)の採用により、軽量化を図るとともに乗り心地を向上させている。

 そのほか、TECS(メーカー完成特装車)についても、ベース車と同様に進化したクリーンディーゼルシステムを採用するなど、環境性能や使用性の向上を図っているとのこと。

 価格は、324万300円〜458万4,300円。
 なお、月販目標台数は、「ダイナ」は800台、「トヨエース」は350台としている。

トヨエース
トヨエース カーゴ シングルキャブ ワイドキャブ 超超ロングデッキ高床4.0t積