【フォード エクスプローラー 試乗記】偉大なるベストセラー、ビッグマイナーチェンジ！

際立った迫力と存在感を漂わせるエクステリアデザイン。SUVの王者としてのプライドを感じさせる。 フロントマスクは非常に個性的。大型のバンパーはグレードによりデザインが異なり、キャラクターを差別化する。そして、幾何学的デザインのヘッドライトは、圧倒的な存在感の創出に一役買っている。 どっしりとした重量感を感じさせるリアビュー。悠然として佇む様は貫禄だ。この存在感からは、アメリカの異国情緒すら感じ取れる。 テールランプのデザインはオーソドックスであるが、全体的にボリューム感なのでこのくらいシンプルなのも魅力的。機能美を追求した結果だ。

偉大なるベストセラー、エクスプローラー 　フォードのエクスプローラーはSUVの本場アメリカで14年連続してベストセラーを続けるなど、最も良く売れているSUVだ。掛け値なしに本物のアメリカンSUVといえるクルマである。 　日本でも1993年に導入されて以来、コンスタントな販売実績を残し、累計で2万4000台を販売している。2001年以降で見ても、今年までに累計で7278台を販売している。これは輸入SUV市場で首位となる実績だ。逆に言うと年間では1位になったことがないのだが、常に2〜3位の安定した販売実績を残すことで、結果として累計で1位になっている。 そして2006年モデルの仕上がりやいかに 　2005年11月から発売される2006年モデルでは大幅なマイナーチェンジが行われ、外観デザイン、使い勝手や快適性、新しいパワートレーンの採用、安全性の向上など、さまざまな面で手が加えられている。 　特に大幅な変更を受けた外観デザインは、アメリカンSUVらしいおおらかでゆったりした感じの力強さを表現すると同時に、デザイン的なクォリティも高めている。17インチと18インチのアルミホイールも新しいデザインのものに変更された。 代表グレード エディバウアー ボディサイズ［mm］（全長×全幅×全高） 4930×1870×1835mm 車両重量［kg］ 2230kg 総排気量［cc］ 4600cc 最高出力［ps(kw)/rpm］ 296ps(217.71kw)/5750rpm 最大トルク［kg-m(N・m)/rpm］ 41.5kg・m(406.98N・m)/4000rpm ミッション 6AT 10・15モード燃焼［km/l］ 7.3km/l 定員［人］ 7人 税込価格［万円］ 520万円 発売日 2005/11/24 レポート 松下 宏 写真 佐藤 靖彦