キーワードは”音 X 光 X まったり”
00年2月に登場して以来、若者層を中心に支持され続けたトヨタのハイトワゴン「bB」が、約6年の時を経ていよいよ第二世代へと生まれ変わった!
キーワードは「音 X 光 X まったり」。
世界のトヨタがマーケティング能力を駆使し生み出した、若者向け戦略車の概要を早速お伝えしよう。
「音」については、サラウンドDSP技術を応用した新開発リラクゼーションモードを搭載したオーディオシステムが大きな特長だ。スピーカーの数、実に9ツ。特にインパネ下中央にドーンと位置するパワードサブウーハーは最大出力30Wの16cmユニット密閉型。また、i-Podなどの携帯型ミュージックプレーヤーの接続も可能なミニジャックも用意されている。
「光」は、そのオーディオに連動し、まるでクラブみたいな演出をみせるブルーのイルミネーション。カップホルダーやドアトリムに加え、音に連動するスピーカーイルミネーションが計11箇所も配置されているというから驚く。
なおオーディオのモードやイルミネーション切り替えなどは、アームレスト先端についた専用のコントローラーで操作することが出来る。
それをうけとめる空間コンセプトが「まったり」。
新型bBのウリである、カウチソファのように低く寝そべった格好のように座らせるシートポジション、「まったりモード」と呼ばれるアレンジは非常に斬新だ。
座面が約80mmも低くなり、この状態で約25度リクライニングさせればインパネや窓のラインより低く座ることになり、「まさに「隠れ家」のようなスペース」(プレスリリースより)で外から覗かれることもない。コレが、今の若者の求めるリラックススタイルにマッチしている、らしい。しかも人間工学的にみても楽な姿勢だとか。
ちなみに、くれぐれもこの状態で走ってはいけません! っていうか、そもそも前、見えないですけどね。いつでもどこでも好きなところに停めて、風景とか関係なく(外から見えないということは中からも見えない!)まったりモードで好きな音楽なんかを聴いちゃうというお手軽さが、またなんだかイマっぽい感じ、なのだ。
エクステリアは「イカツく」威圧感たっぷり
イカツくてワイルドな外観のデザインは、まるで般若(はんにゃ)のお面のように怒り顔。「まったり」なインテリアに対し、表面だけは威圧感があって、えらく攻撃的ですらあることに驚く。
殺伐とした今の社会を生き抜くためには、きっとこのくらいのお面が必要なのだろう・・・といったら皮肉に過ぎるか。
ボディカラーは全8色で、そのうちのブルーイッシュホワイトパールマイカ(妖しく光る!) 、イエローグリーンマイカメタリック(サイバーイメージ!)、ダークレッドマイカ (ミステリアス!)はbBの専用色だ。
1.5には新開発エンジンを搭載
エンジンラインナップは、1.5リッターと1.3リッターの2種類。そのうち1.5リッターはラクティスなどに積まれるものとは異なり、新開発3SZ-VE VVT-i4気筒DOHCエンジンが用意された。
FFと4WDがあり、後者は1.3のみの設定となる。ミッションは全て4速コラムATのみ。全車が「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」に認定され、2WD車では平成22年度燃費基準もクリアしている。グレード構成に関しては先代の構成に準じており、各排気量の基本グレードに加え、それぞれにエアロバージョンが設定されている。
取り扱いは全国のネッツ店系。月の販売目標は5000台と強気だ。春の新卒・新入学需要シーズンに向け、bBは最も注目を集める1台となるはず。
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こちらは通常のドライビングポジション
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そしてコレが”まったりモード”、25度リクライニングの状態。この状態でのリラックスぶりは、人間工学的にも立証されているのだとか。
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サイバーイメージのイエローグリーンマイカメタリック。新型bBの妖しくイカツイエクステリアにぴったりの色だ。
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bB専用色その2「ダークレッドマイカ」。ミステリアスで刺激的な大人のレッドだ。写真のモデルは、Z "Q version"。
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こちらは標準仕様の“Z”。バンパーやサイドシルのエアロなどがない素の状態だ。
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インパネ下でドドーンと目立つパワードサブウーハーは最大出力30Wの16cmユニット密閉型。
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こちらはCピラー部に装着される“見えるスピーカー”リアダクトスピーカー。ダクトの共振で低音の増強効果を狙っている。
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bBのカタログ情報
- 平成17年12月(2005年12月)〜平成28年8月(2016年8月)
- 新車時価格
- 134.4万円〜202.3万円
bBの在庫が現在11件あります
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