ルノー、ドライバー&コンストラクターズのWタイトル
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2005年の最終戦はセーフティカーが2度も導入されるなど、波乱のレース。
ポールポジションからスタートのフェルナンド・アロンソ。2005年チャンピオンの意地を見せ、終始トップを快走し優勝。2位には今季のでチャンピオン争いに絡んだキミ・ライコネンが入り、トヨタのラルフ・シューマッハが3位となった。
コンストラクターズチャンピオンシップを争うルノーvsマクラーレン・メルセデスだったが、マクラーレンのファンパブロ・モントーヤが早々とリタイア。
ここまで2ポイント差でリードするルノーは、トップを走るアロンソがそのままトップでゴールすればチャンピオン獲得。
2度のセーフティカーによるピットインも有利に運び、そのままトップでチェッカーを受けた。
これで、ルノーのドライバー&コンストラクターズのWタイトルが決定。
対するライコネン(マクラーレン・メルセデス)は、2番手を走るジャンカルロ・フィジケラ(ルノー)に妨害される形で、2度目のピットインで大幅に順位を落とし、終盤追い上げるもトップのアロンソまでは届かず2位。フィジケラはドライブスルー・ペナルティを受け4位でチェッカー。5位クリスチャン・クリエン(レッドブル・コスワース)、6位フェリペ・マッサ(ザウバー・ペトロナス)となる。
締まらない締めのレース
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前戦の鈴鹿ではスリリングなオーバーテイクがかなり見られたため、上海でもオーバーテイクを期待したものの、レース中は殆ど見られなかった。
レース中の見せ場としては、中盤7位を走るルーベンス・バリチェロ(フェラーリ)をマーク・ウェバーがオーバーテイク。これによってバリチェロのミスを誘い7位獲得。また、予選4位スタートで決勝レース期待されたジェンソン・バトンもこれに乗じてバリチェロをかわし8位をゲット。
B・A・Rホンダからの最後の出走となる佐藤琢磨は、予選17番手からジャンプスタート。1週目で12番手までポジションを上げる好走を見せたが、ホントのジャンプ・スタート(フライング)となり、ドライブスルー・ペナルティを受ける。結果、最後尾からの追い上げを余儀なくされた。
その後琢磨はミナルディやジョーダンを抜きポジションをアップ。2度目のセーフティカー導入時には、一時入賞圏内の8番手までポジションを上げるが、コースアウトしポジションを下げ、34周目にリタイア。
レギュラードライバーとして獲得1ポイントの最下位で今季を終了した。
(次ページへつづく)
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